毒舌と雑食のツンピリ的なイベント

そしてそして日曜昼は、「夏子と千和のお気に召すまま in 横国」@清陵祭に行って来ました。
斎藤千和さんの2006年11月4日以来の学園祭出演とあっては、行かないわけにはいかない。


会場は、横浜国立大学大学会館4階ホール。私の席は前から9列目の中央左寄りと、全体の中ではまあまあの位置でした。
13時45分前、前説でタイトルコールの練習があった後、桑谷夏子さんと千和さんが登場してすぐに開演。15時10分までの、1時間25分のイベントでした。

  • オープニング

千和さんが「よここくは」と、オリジナルな挨拶。
横国の印象として、夏子さんが「緑が多い」とまともな感想を述べる一方、千和さんは「タクシーで中に入れるんだ」と、妙なところに感心していました。まあ、夏子さんも「蚊が多い」と文句を言っていましたが。
横浜国立大学現代視覚文化研究会ではこれまでに、イベントに出演した声優さんに「げ」「ん」「し」の文字をそれぞれデザインして貰っていて、この度、夏子さんが「け」、千和さんが「ん」の文字をデザインしたことにより、「げんしけん」の5文字が完成した、と言う話が。
千和さんの「ん」は、自称タツノオトシゴをモチーフにしたものだったものの、夏子さんに「蛇にしか見えない」と突っ込まれて、結局蛇をモチーフにしたことに改竄されました。
そして、完成した「げんしけん」の5文字がスクリーンに映し出されましたが、2文字目の「ん」はただの黒い線で「ん」と書かれただけのシンプルなものでした。デザインしたのは日笠陽子さんと知らされて、会場から起こる笑い声。ただ、これは日笠さんがふざけていたわけではなくて、依頼の趣旨がマネージャーから上手く伝わっていなかったとのことです。夏子さんと千和さんも事務所の後輩である日笠さんのことをフォローしていました。ちなみに、「げ」をデザインしたのは花澤香菜さん、「し」をデザインしたのは大亀あすかさんだそうです。
そんなこんなで、夏子さんと千和さんが「夏子と千和のお気に召すまま」、会場が「in 横国」とタイトルコールをして、コーナーへ突入。

  • 最近どう?私たちの近況報告!

お二人が撮った写真をスクリーンに映しつつ、近況報告をするコーナー。
まずは「最近はまっているもの」。夏子さんは最近初めて食べたステラおばさんのクッキー、千和さんは愛犬ティッシュ君の写真を見せてくれました。ティッシュ君は顔出しNGのため後ろ姿でしたが、それでもその姿は本邦初公開(と千和さんは言っていましたが、本当は過去に1度画像が流出したことがあったりなかったり…)。
次は夏子さんの「仲の良い声優さん」。スクリーン一杯に映し出されたのは、辛い肉を目の前にフォークでポーズを付けている望月久代さんの写真でした。望月さんは写真の使用について快諾してくれたとのことですが、まさかこんなに大きく引き伸ばされるとは思っていなかっただろう、と夏子さん。巨大もっちーなう。
最後は千和さんの「最近行った場所」。千和さんはこのゴールデンウィークに、漫画家の鈴木理華先生と一緒に東北旅行をしたそうです。スクリーンに映し出された写真は、秋田県角館の武家屋敷を背景に、今にも餅を食べようとしている千和さんの写真でした。鈴木先生も顔出しNGのため、千和さんは自分1人で写っている写真の中から本日使う写真を選んだのですが、どれもこれも何かを食べている写真だったとのことです。

  • どう思ってるの?私たちのイメージ調査!
    • おふたりは○○系女子?

応募時に集めたアンケートの結果をお二人それぞれにつき1位から3位までのランキングにして、それをお二人が当てて行くと言うコーナーでした。
結果は、以下の通り。

順位 夏子 千和
1 毒舌 雑食
2 肉食 肉食
3 草食 癒し

夏子さんは「肉食」と「草食」が両方共入っているランキングに納得が行っていないようでした。
千和さんについては夏子さんのランキングが全部埋まった後もなかなか正解が出ずにいたのですが、その過程で、夏子さんが「腹黒」があると予想して、外れた時に舌打ちをする、なんて場面もありました。そして、千和さんの3位が「癒し」と良いイメージだったことに不平を漏らしてもいました。
千和さん自身は1位の「雑食」と言うイメージについてはその通りだと感じたようで、「良く分かってるね」と言っていました。
ちなみに少数意見としては、夏子さんは「可憐系」、千和さんは「サイボーグ系」「魔王系」「飛び蹴り系」と言うものもあったそうです。夏子さんは「可憐系」と見られていることに喜んでいましたが、それって単にシスプリで可憐を演じたからじゃ…。

  • すっきり解決?お悩み一刀両断!

応募時に寄せられた悩みをお二人がどんどんと切り捨てて行くと言うコーナー。全部で22のお悩みが読まれ、夏子さん・千和さん共に11ずつ答えました。テンポを損なわないため、1つの質問につき1分と言う時間制限があったのですが、お二人共殆ど引っかからずに進めていました。
さすがに22のお悩みとその回答まで覚え切れなかったので詳細は割愛しますが、「お見合いパーティー以外の出会いの場はありませんか?」との悩みに、「何々以外とか、ぜいたくなこと言うな!」とバッサリ切った千和さんが印象的でした。

  • あなたたちにだけ?教えてア・ゲ・ル♥

応募時に寄せられた質問にお二人が答えて行くコーナー。きわどい質問もあるため、お二人にはNG札が与えられていましたが、結局1度も発動されることはありませんでした。

    • ギャラについて

30分アニメ1本で最低1.5万円から。どれだけ喋ってもギャラは同じ。映画・涼宮ハルヒの消失杉田智和君は最初から最後まで喋りっぱなしで、私は台詞が少なかったが、それでもランクが同じならギャラは同じ、と夏子さんが説明しました。

    • アニメの現場とラジオの現場の心構えの違い

役を演じるアニメと、素のままではないがパーソナルな部分を出さないといけないラジオでは違いがあると、お二人共答えました。
アニメのアフレコは、30分アニメ1本で3〜5時間掛かるそうです。
歌のレコーディングについては、夏子さんは人前で歌うわけではないので楽しいそうです。対して千和さんは、歌に苦手意識があるようで、斎藤千和そのままで歌って良いですよと言われても、役に寄せてでないと歌えないそうです。

    • 台本について

最近のラジオの台本は薄くてペラペラなことが多い。コピペのせいで、日付やゲストの名前が直っていないこともある。それに比べれば、今日の台本の方がよっぽどしっかりしている、とお二人共台本を書いた人を褒めました。

    • 派閥について

17歳教はあるけれども、いがみ合う意味での派閥はないようです。ただ、自分達はtwitterやブログをやっていないので、派閥に疎い部分はあるかもしれないと、笑いながら話していました。

    • お尻の素敵な男性声優

これには千和さんが「銀河万丈さん!」と即答。夏子さんは苦笑していました。

    • 声優になって嬉しかったこと

千和さんは、普通に生活していて褒められることはあまりないと思うけれど、声優の仕事をやっていると褒めて貰えることがある。イベントではお客さんがフォローしてくれる、などと答えました。
夏子さんは、赤ちゃんからお年寄りまで、さらに人間以外でも演じられるところ、との回答でした。
言われて嬉しかった一言として夏子さんは、原作では嫌いなキャラだったけれども、夏子さんが声を当てて好きになったと言われるのが嬉しいと語りました。千和さんは、某魔法少女モノの音響監督に「本当にこの芝居は10年残ると思うよ」と言われて、本当に嬉しかったとか。

  • あなたに当たるかも?!プレゼント大抽選会

座席番号を使った抽選で、サイン入り横国グッズ(エコバッグ、クリアファイル、ミニタオル、トートバッグ各2)、サイン色紙×4の計12点がプレゼントされました。賞品の紹介時、横国グッズよりもサイン色紙に大きな歓声が上がったことに対して、お二人は「実用的なものよりもサイン色紙の方が欲しいんだ!」と驚いた様子でした。

  • エンディング

司会の方に「至らなかったところはありましたか?」と聞かれて、夏子さんは冗談めかして「仕切り」と、最後まで毒舌を発揮していました。
最後の挨拶ではお二人共、「楽しかった」と感想を述べました。


昔からコンビを組んでいる夏子さんと千和さんだけあって、トークが弾み、笑いの絶えない非常に楽しいイベントとなりました。