喉仏は出ていなかった

あおい・さおりの新番組 (`・ω・´)」のイベント「あおい・さおりの成人式(`・ω・´) 2012」に行って来ました。


11時から物販が始まると言うことで、念のため早めに新幹線に乗って、11時10分頃には会場の恵比寿ガーデンホールに着いたのですが、案外物販列の消化がスムーズで、20分程で順番が回って来ました。パンフレットとカレンダーをゲット。




まずは昼の部(幻想)。オールスタンディングで定員1500人なのに開場から開演まで30分しかなくて大丈夫か?と心配していましたが、入場も殊の外スムーズでした。開場時間がやや遅れたものの、A140番台の私は開場予定時間の13時から10分程で中に入れました。
反省会で匂わせていたように、ホールの中は観客側へ向かってランウェイ(ファッションショーでモデルが歩く場所)が作られていました。ランウェイの左の付け根辺りに陣取って待機。ステージから3列目くらいでなかなか見晴らしは良かったです。


13時40分前、悠木碧さん(以下おいちゃん)と早見沙織さん(以下みさお)の影ナレによる諸注意。最初においちゃんがテンション高く喋り出したのに、次に話したみさおが至って普通のトーンだったので、会場からは笑いが起こりました。


13時45分、開演。ステージ上のスクリーンにオープニングの映像が流れた後、おいちゃん、寿美菜子さん、東山奈央さん、みさおがそれぞれ1人ずつ、入場曲に乗せてランウェイを歩き回りました(opening act runway)。

出演者 入場曲
悠木 アンハッピーリフレイン(wowaka)
寿 ふりぃ阿部真央
東山 5iVE STARcapsule
早見 相棒シーズン7・オープニングテーマ池頼広)+女の子は誰でも東京事変

入場曲の選曲はそれぞれ自分でやったそうです。みさおだけ2曲あるのは、相棒のテーマが12秒で終わってしまうから
勿論衣装は4人とも振袖(パンフレットの表紙と同じ)。おいちゃんと東山さんは可愛らしく、みさおと寿さんは艶やかに。寿さんの真紅の振袖姿はもう本当にただただ美しいばかりでした。
4人が挨拶やら意気込みやらを語った後は、次のコーナーへ。

  • ドヤ女の階段

ここからは司会役として日高里菜さんと佐倉綾音さんが登場。
あおい・みなこチームとさおり・なおチームに別れて、「二十歳の幸せ」をテーマにした生花対決が行われました。
まずは生花に使う素材を獲得するためにクイズ対決。寿ホールが発動するかなと思いましたが、意外にも寿さんが大活躍でした。「マスカラはどこの国の言葉?」と言う問題に、「資生堂」「マサチューセッツ共和国」とボケ解答を連発するみさおに対して、寿さんは「フランス」「イタリア」とヨーロッパの国を順に潰して行って正解に辿り着きました。他にも、「二千円札に描かれている女性は誰?」に対して、勢い良く挙手して解答権を得たものの答えられなかったおいちゃん(五千円札と勘違いしていたことに気付いた?)をフォローして「紫式部」と答えたり、「東京スカイツリーの高さは?」に対して「634m」と一発で正解したり。
クイズの後は、各チームが獲得した素材を花器に生けました。と言っても、用意されていた素材に花は少なく、パーティーグッズだらけなので、完成したのも普通の生花ではありません。あおい・みなこチームの生花は、サングラスを掛けたクマのぬいぐるみ(くまじろう)と竜のパペット(りゅうた)を乗せ、その横には剣が刺さっていました。対するさおり・なおチームの生花は、花器にショボーンクッションを置き、さらにその横に金色モールで飾り付けられ、手にはペンライトを持った東山さんを添えると言うもの。よりテーマに合っていたのか、それとも東山さんの存在が決め手となったのか、会場の拍手による判定でさおり・なおチームの勝利。
勝ったさおり・なおチームには高級ティッシュのプレゼントが。そして負けたあおい・みなこチームには「負けた二人でかわいい言葉を思いっきり大人っぽく読んでみる」と言う罰ゲームが与えられました。一歩前に出てスポットライトを浴びた状態で、おいちゃんは「クリームケーキ」、寿さんは「金魚」「クマのぬいぐるみ」と大人っぽく言わされて、恥ずかしそうにしていました。

  • ビデオメッセージ

ここで新成人4人にはサプライズで、それぞれの事務所の先輩からのビデオメッセージが流されました。
メッセージを送ってくれた先輩は以下の通り。

出演者 先輩
悠木 茅野愛衣
寿 戸松遥
東山 内山夕実
早見 高橋美佳子

先輩はそれぞれ映像の中で、初対面の印象やら成人を迎えるに当たっての一言やらを語っていました。
寿さんは戸松さんの映像を見て泣きそうになっていましたね。最後の美佳子さんの「30代になると脂っこいものが食べられなくなるから今の内に食べておいた方が良い」とのメッセージは、会場受けも出演者受けも良かったです。

  • 二十歳の誓い

司会の2人は一旦退場して、新成人4人だけでの真面目なトーク
昼の部は主に声優業について4人が語り合ったのですが、聞いていて「やっぱり皆さん芝居人だなあ」と深く感じ入りました。私などが適当に要約してもそのニュアンスを正しく伝えることは出来ないのですが、とりあえず印象に残った言葉を拾っておきます。原文ママではないのであしからず。

    • おいちゃん

声色を変えたらキャラも変わると思うのは間違い。声色に頼るのを止める。自分名義で歌を歌うことで表現の幅を広げたい

    • 寿さん

遊び心を忘れずに。アフレコも歌も、1つの作品を作り上げて行くところは同じ

    • 東山さん

私は自分の個性を消して演じるタイプ。キャラに「なり切る」と言う言葉が好きではない。そのキャラと同じように同じ年数分生きなければ、そのキャラに「なり切る」ことなんて出来ない

演技をする上で役者本人の人間性が大事。法に触れない範囲なら、色々な経験をするべき

  • 擬人化図鑑

司会の2人が戻って来て、再びラジオと同じコーナー。
まずはそれぞれ着ている振袖の擬人化が行われました。寿振袖(CV東山さん)はエロく東山振袖(CV寿さん)は可愛く、おいちゃん振袖(CVみさお)は個性的(と言うかおネエ)で、みさお振袖(CVおいちゃん)は「大人っぽいポーズをしてよ」とみさおに要求していました。みさお見返り美人的なポーズは、とてもグッと来ました。
次は各自が持っている携帯電話の擬人化。おいちゃんがそれぞれイラストや設定を用意して来ていて、かなりクオリティが高かったです。おいちゃんと寿さんの携帯電話は兄弟。東山さんの携帯電話はガラケーなので、他の子とはちょっと違う。
各自が自分の携帯電話に声を当てて自己紹介をした後は、「置き忘れ」をテーマにした4コマ。それぞれ1コマずつ台詞を自分で考えて当てて行くのですが、オチのみさおは「僕と契約して僕のケータイになってよ」とおいちゃんの前で言いました。
ここでおいちゃんの絵を見ながらみさおが描いた、携帯電話擬人化の絵がスクリーンに。そこにはおいちゃんの絵とは似ても似つかない、妙にねじれた格好をした怪しい4人組の姿がありました。

    • エンディング

最後にDJCD Vol.2の告知やら挨拶やらがあって終了。一旦退場した後も会場の声援に答えて、4人がカーテンコールで出て来てくれました。
カーテンコール後は、おいちゃんとみさお影ナレで〆。13時45分から15時35分まで、1時間50分のイベントでした。



そして夜の部。今度はさらに入場のペースが早く、夜も昼と同じA140番台でしたが、開場予定時間の17時から5分くらいで中に入れました。
昼の部の立ち位置が向かって左から寿さん・おいちゃん・みさお東山さんだったので、左方は寿さん目当ての人で密集状態。そんなわけで夜の部ではランウェイの右の付け根(大体ステージから4列目)で見ることにしました。まあ、結局夜の部の立ち位置は向かって左から東山さん・おいちゃん・みさお・寿さんだったので、左に密集した人達裏目に出たのですけれども。


17時30分、おいちゃんとみさおによる影ナレがあって、17時35分、開演。以下、昼の部と同じ部分は適宜省略します。


夜の部のopening act runwayは順番が昼の部とは逆になっただけで、曲は同じでした。
衣装は4人とも袴姿。東山さんははいからさんをイメージした格好で、ハーフアップにした髪と相俟って、何とも愛らしいお姿でした。おいちゃんは男物の袴を短くして履くと言う変わり種。みさおの袴はティピカルなもので、正統派美人。そして寿さんは白黒袴で妖艶。後の場面でスポットライトを浴びた時には、おいちゃんに「演歌を歌い出しそう」とも評されていました。

  • ドヤ女の階段

あおい・なおチームとさおり・みなこチームに別れて福笑い対決。お題として出された顔文字を、ランウェイに置かれた巨大顔文字パーツ(スタンドの先に顔文字パーツを貼り付けたもの)で再現し、タイムを競い合うと言う勝負でした。対決は計3回。あおい・なおチームは全体を通しての最速タイム20秒を叩き出したものの、結局その時の1勝に留まり、2勝したさおり・みなこチームに負けてしまいました。
勝者のさおり・みなこチームにはドヤ顔顔文字付きのドーナツクッションと肩叩き(?)がプレゼントされました。負けて悔しいおいちゃんは賞品のドーナツクッションを「痔の人用」と貶めていました。
敗者のあおい・なおチームには罰ゲーム。「ドヤ顔の話をしながらドヤ顔をする」と言うことで、まずはおいちゃんが「さっき佐倉綾音ちゃんの腰を抱いた」と告白東山さんは「大学のキャンパスできれいなお姉さんと言われた。が、よく考えたらマスクと帽子をしていて顔は見えていない。それでもシルエットはきれいなお姉さんってことだよね」と言うような話を。そして何故か勝ったみさおと寿さんもドヤ話をする羽目に。みさおは「この会場にミドリがいます。ミドリは私の母です。本体(自分を指差す)よりも声を掛けられる率が高い」、寿さんは「昨日も塩辛を買いました」とそれぞれ話しました。

  • ビデオメッセージ

今度は作品で共演したことのある先輩(同じ事務所以外)からのメッセージが流されました。

出演者 先輩
早見 伊瀬茉莉也
東山 伊藤かな恵
寿 阿澄佳奈
悠木 沢城みゆき

かな恵さんは先輩として東山さんに送る言葉が何も思い付かず、ただ笑っていました。おいちゃんは憧れの沢城先輩からメッセージを貰ってとても感激している様子でした。沢城さんのメッセージはかなり長く、色々とおいちゃんについての暴露話が。1度おいちゃんが沢城さんの家に泊りに来た時、おいちゃんはシャワーのお湯の出し方が分からなかったのに、電話をしている沢城さんに聞かずに冷水のシャワーを我慢して浴びたこと。そもそも次の日に学校があるのに泊りに来てしまっていたので、結局おいちゃんはお母さんに迎えに来て貰って泊まらずに帰ったこと。そんな変なふうに気を遣ってしまっていたおいちゃんのエピソードが語られました。

  • 二十歳の誓い

夜の部はどっちかと言うとプライベート寄りな話でした。
誓いの内容をメモ。これもやっぱり原文ママではありません。

    • 東山さん

早寝早起、整理整頓。この2つが出来ると言うことは、自立すると言うこと

    • 寿さん

旅をしたい。特に結局まだ行けていない奄美大島に行きたい

    • おいちゃん

大人にはならない。(会場を指して)これだけの人が「おいちゃんを見に来てもいいかな」と来てくれたのだから、甘えてもいいよね。まだ皆の娘や妹でいさせて

10代の内に身に付けて来たものをイベントやアニメなどを通して届けて行きたい

  • 擬人化図鑑

まずはそれぞれが履いている袴の擬人化。おいちゃん袴(CV東山さん)は不思議の国のアリス風の可愛い感じ、みさお袴(CV寿さん)は大人しい友人風、東山袴(CVみさお)はヨーデルを歌ったり「中川かのんです」と名乗ったり田舎訛りになったりとカオス、寿袴(CVおいちゃん)はSっぽいお姉様でした。
次は携帯電話擬人化。絵は昼の部と同じです。携帯電話の自己紹介の時、みさおが何故か危険な夢の国ネタに走り、「ハハッ」と言う某ネズミの高い笑いを入れた上、遂には「ぼくプーさんだよ」と名前まで出してしまいました。
携帯電話擬人化4コマの1回目は「水没」と言うテーマで、東山さん以外は唇を指ではためかせながら喋っていたので何と言っているか分からない掛け合いでした。そしてその場で急遽決まった4コマ2回目は、テーマ「液晶割れ」。司会の日高さんと佐倉さんも巻き込まれて6コマに。ジャンケンで負けてオチ担当になった佐倉さんは苦し紛れに「お前の頭をグランドオープン!」と日笠陽子さん考案のギャグを言ってしまい、心が折れてしまいました。あんな姿のあやねるは、他にはRadio Crossシノラー回ぐらいでしか見たことない。

  • エンディング

夜の部もカーテンコールあり。最後のおいちゃん・みさお影ナレが終わったのが19時30分。1時間55分のイベントでした。



そんなこんなで昼も夜も楽しい成人式でした。8ヶ月ぶりに東京まで遠征した甲斐あった! 先行抽選で昼夜共に早い番号が取れたことに感謝。
ドヤラジ開始以前からはやみんとあおちゃんのファンだったのにマリコレに行けなかった身としては、今回ようやくドヤラジイベントに参加出来たのも嬉しいですし、今を煌めく91年度組の成人をお祝いする場に立ち会えただけでも感激モノです。これだけ同年代の声優さんが揃うイベントもなかなかないですよ。東山さんのアニメデビュー直前に他3人が出演するイベントがあるにはありましたけれども、あの時は3人同時にステージに上がることはありませんでした。
それと今回、忘れてはいけないのが司会のお二人の働き。イベントのコンセプト上、あまり目立たない役回りを立派に務めていたと思います。時には先輩を恐れない、鋭い切れ味の進行を見せてくれました。グランドオープン!