Although it is there.

沢城みゆきさんが出演する、Theatre劇団子第19回公演「遥かなる山でヤッホッホ」を見に行って来ました。
今までは高橋理恵子さんが出ている舞台にしか行ったことがなかったのですが、初めてそれ以外となった今回も結局は声優関連になってしまいました。いや、舞台そのものにも興味がないわけではないのですが、時間的・金銭的制約から、好きな声優さんが出ている場合くらいしか行く機会が得られないわけで…


会場は新宿紀伊國屋ホール演劇界隈では有名なところですね。紀伊國屋書店本店には昔、良く通っていましたが、ホールに入るのは初めて。
今回、私の席は最前列でした。こう書くと沢城さん目当てで必死になってチケットを確保したみたいですけれど、実は余り物の席でして。声優系のイベントならともかくとして、舞台で最前列が良い席かと言えば、そうでもないですからね。特に「遥かなる山でヤッホッホ」のセットはかなり高低差があり、最前列からは舞台の上下左右にいる役者を見渡すのは難しかったです。


19時頃沢城さんによる諸注意のアナウンスがあり、その5分後開演。
「遥かなる山でヤッホッホ」の作・演出は、石山英憲さん。
キャストは以下の通りでした(敬称略)。

名前
神谷、ペル1 阿部英貴
梅木、執事、ノッポ 佐藤貴也
坂田良枝、女王 斉藤範子
穂積、ペル2 島村比呂樹
吉田、ペル4 田中千佳子
細野、ペル5 土橋建太
松尾 伊奈稔勝
郷田、ゲルググ、ペル3 大原研二
坂田成美 沢城みゆき
桃瀬、若槻、サリー 白石悠佳
晴美 高橋和美
麗子 田澤佳代子
坂田誠、山彦 山岸拓生
キャメロン 真城めぐみ

まず第一印象としては、「若いな」と感じました。作・演出もキャストも22〜35歳の人によって構成されています(真城さんについては生年が分かりませんでしたが)ので、当然と言えば当然ですけれど。今まで理恵子さんの舞台しか行ったことのなかった私にとって、この「若さ」はとても新鮮でした。
ただ上演時間が少々長かったような気はします。終わったのは大体21時25分でしたから正味2時間20分と言うことになりますが、あの内容でこの時間はちょっと間延びし過ぎなような。休憩もありませんでしたし(正確に言えば、20時45分頃に15秒の「休憩」がありましたがw)。特に女王やペル達が出て来るパート存在意義はあまり良く分かりませんでした。私の読解力が乏しい故、こう感じたのだとしたら恥ずかしい限りですけれど、神谷と穂積の縁を描くと言う以上の意味があったのでしょうか?
まあ、良くも悪くも荒削りな感じだったってことですかね。


みゆきちファン的観点としては、子供(8歳くらい?)役とその10年後の両方が見られたので、なかなかお得でしたw さすがは沢城さん、子供は天真爛漫に、10年後は一見大人(でもその実、まだまだ子供)と、それぞれしっかりと演じ分けていました。
今後、舞台の上でどんな姿を見せてくれるのか、非常に楽しみです。それに、舞台で得たものがどんな形で声優業にフィードバックされて来るのかも、大いに興味あるところ。