2008年1月28日アニメ感想

俗・さよなら絶望先生 / 第四話「路傍の絵師」「恥ずかしい本ばかり読んできました」「薄めの夏」

AパートとCパートは本筋以外に目が行ってしまう話と言うことで、まあ、新房昭之監督の作品はどれもそうですよね。黒板に書かれている内容に目が行って、話が頭に入って来なかったりとかw 建前ではAパートが本筋となっていましたが、作画の力の入れ具合を考えると、どう見てもCパートが本筋です。本当にありがとうございました。
Bパートでは、久藤が創作童話を語っているのを聞きながら、そう言えばもうすぐあさのますみ先生の「ちいさなボタン、プッチ」が掲載されるおひさま3月号が発売されるなあ、と本筋以外のことが気になって仕方がありませんでしたw
エンド・カード幾原邦彦監督担当で、影絵少女が懐かしかったです。実はいくにぃさまのメルとも蔵Blogの方で放送よりも先に見ちゃってたんですけれども。

ARIA The ORIGINATION / 第4話「その 明日を目指すものたちは…」

ARIA第3期がようやく始まりました。第1〜3話はアニメ・スタッフによる二次創作でしたから。
元々トラゲットの話は原作の時点で好きだったこともあって、ORIGINATIONでようやく満足感を味わうことが出来ました。ウンディーネインストゥルメンタルをバックにトラゲットでの仕事ぶりが描かれるシーンはアニメ・オリジナルでしたけれど、こう言うのならば大歓迎です。アニメにはアニメにしか出来ない表現手法があるのですから、そう言う部分でオリジナリティを出して行けば良いと思うんですよ。しょうもないオリジナル話をやるのではなくて。
と今回は文句の付け所がないなあと思っていたら、いつものことながら最後のアイちゃんの一言は蛇足でした。原作話で中身が良かっただけ、その分アイちゃんのいらなさが目立ちますね。灯里とアリシアの会話がフェードアウトして行き、そのままEDに繋がれば最高だったのですが。今更アイちゃんをいなかったことに出来ないことは分かっていますけれども。
杏の中の人が、葉月絵理乃さんとはビューティーブラックバス繋がりの阿澄佳奈さんでしたが、灯里と杏の会話は本人同士が会話しているように見えて仕方がありませんでしたw 何となく見た目からして似ていますし。後、ベテランのシングル役で細越みちこさんが出ていたのも嬉しかったです。怪我で舞台を降板して以来、名前を見掛けることが少なかったので、少し心配していたのです。

GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- / 第4話 アンジェリカの復帰

音楽が安っぽいのとマルコーの声が全然合っていないのには目を瞑るとしても、それ以外の部分もあまり良くありませんね。大筋では原作通りなのですけれど、それ故にかえって微妙な変更点が気になってしまいます。
例えばプリシッラがアンジェに手を掴まれるシーン。プリシッラは一旦拳銃に手を掛けたものの、結局手を離していました。それはいくら何でも甘過ぎでしょう。
その後、マルコーに呼びかけられたアンジェから力が抜けて倒れる筈だったのに、アニメではマルコーがアンジェを突き飛ばしていました。あれでは、プリシッラがいくら頼んでもダメだったのにマルコーが呼んだらすぐにおとなしくなったと言うようりは、声を掛けることによって出来た隙を突いて実力で止めたように見えてしまいます。
また車を止められたブルーノアンジェとリコの会話を聞く前に気絶してしまったのも気になりました。この話は最初と最後がブルーノ視点であることに意味があったと思うのですが、ヘンリエッタがジョゼの部屋に忍び込んだ時と同様、今作では義体達により近い視点で描く方針のようです。