アンゼロットの声も聴きたかった

エンターブレイン本社2階のイベント・スペース「WinPa」で行われた、『ナイトウィザード The ANIMATION』DVD(Vol.1)購入者特別ご招待イベントに行って来ました。


12時50分頃にエンターブレイン前に着いたのですが、既に入場が100番台後半まで進んでいました。
参加券には、

当日は、12:30より、整理番号順に整列していただいての入場となります。
開場時間13:00以降のご来場は、最後尾にお並び頂くことになりますのでご注意ください。

とあったのですが…。いや、会場内の座席は自由あるいは整理番号で決まるのではなくて入場の際にくじを引く方式だったので、本来は先に入ろうが後に入ろうが不公平は生じない筈なのです。でも私が見た限り、席は前の方から埋まっていました(おそらく番号が早いくじから順次抽選箱の中に投入されていた)から、事実上先に入った方が有利だったんですよね。だったら最初から整理番号で席を決めても同じだったのではないかと。まあ、私はぎりぎり自分の整理番号(210番台)通りに入場出来て、座席番号は整理番号よりも少し早い190番台になりましたから、良いのですけれども、何だか釈然としないものは残りました。
会場内には番号付きの椅子が266脚、さらに1番後ろに番号がない椅子が1列ありました。各椅子の上には、夏コミで配布されたものと同じ、非売品の「ナイトウィザード」クリアファイルポスト・カードとチラシ入り)が。会場の後方ではナイトウィザード関連の物販も開かれていました。
開演15分前には注意のアナウンスが行われましたが、せっかくですからここは英魔サマにやって欲しかったです。「これからする私のお願いに「はい」か「イエス」でお返事下さい。携帯電話の電源は(以下略)」みたいな感じでw


席に座って待っていると、13時30分イベント開始。まず本日の司会、矢薙直樹さんが出て来て、その後、宮崎羽衣さん、佐藤利奈さん、小暮英麻さん、後藤邑子さん、菊池たけし先生、山本裕介監督、藤咲あゆなさんが次々に登場。

まずは出演者の方々がナイトウィザードの感想などを話されていました。
英魔サマは、灯やアンゼロットにも「はわっ」のような口癖が欲しかったとのこと。「ガッデム!」は可愛くないし、「これからする私のお願いに(ry」だと長過ぎると不満を言っていましたw
きくたけ先生は、アニメ準拠のアンソロジー・ノベルを出したいと仰っていました。どのキャラクターの話が書きたいか、書き手の内ではロンギヌス・コイズミが1番人気のようですw
そして山本監督からは、最終回の挿入歌についてのエピソードが。元々OPの「KURENAI」を予定していたところ、監督の判断で最終的にはEDの「Erinyes」になったのですが、その変更についてOPを歌っている宮崎さんは色々と食い下がって抗議したのだそうです。さらに矢薙に対して「矢薙さんの力で何とかして下さい」とこっそりお願いしたのだとかw

  • キャラクター・ソング(約15分)

曲目は、志宝エリス「Satisfaction」、赤羽くれはWHITE HEART」、緋室灯「Destiny」。会場には後藤さんもいらっしゃったのですが、ベール=ゼファー「Darkness」はなしでした。
宮崎さんが歌っている時は、ハウリング音が酷くてちょっと残念。佐藤さんは、1番歌詞が聴き取りやすい歌い方でしたね。そして、英魔サマ、やっぱりなかなか上手いじゃないですか。

  • シャッフル・アフレコ(約30分)

声優陣は勿論のこと、きくたけ先生、山本監督、藤咲さんも参加。
使われたのは、第5話より柊がエリス達の入浴中に落下して来るシーン、第6話より夢の中で柊がエリスを迎えに来たシーン、第11話よりベルが黒幕を引っ張り出すためリオンと共にアンゼロット宮殿に向かおうとするシーン、第13話より柊がキリヒトを倒すシーンの4つです。
まず最初にテレビ放映されたものを流し、次にキャストは元のままでお手本を実演、最後にシャッフルと言う段取りだったのですが、初っ端のお手本で、温泉につかっているくれはを演じる佐藤さんがお婆ちゃんっぽく演技したことから、お手本の段階でも遊ぶ方向性になりました。ちなみに矢薙さん以外はその場で初めて、どのシーンが使われるか、シャッフル時に誰が何役を演じるのか知ったそうです。
やっぱりTRPGでアドリブ力を鍛えているだけあって、きくたけ先生は上手かったですね。藤咲さんは脚本家なのに無駄に声が可愛いw
1番ツボだったのは、迎えに来た柊に対して「次回作にも出してくれる?」と聞くエリス@宮崎さんと、はぐらかして答えようとしない柊@山本監督の攻防ですねw 他には、後藤さんが言い放った「小暮英麻が踊らされるのはいいわ。でもこの後藤邑子すら手玉に取ろうとしたことは見過ごせない」とか、追加でやった第7話のシャッフル(お手本なしでいきなり本番)で「あかりんのお弁当」役が英魔サマだったこととか。

  • プレゼント・コーナー(約20分)

出演者とジャンケンをし、勝ち残った人がプレゼントを貰えるコーナー。プレゼントを貰えたのは、DVDケース(Vol.1、Vol.2、Vol.3)が各2名、キャラソンVol.4が2名、サントラが2名、アニメ・ポスターが1名、DVDポスターが1名の計12名。どれもサイン入りで、その上ナイトウィザードThe2ndEditionルールブック(きくたけ先生サイン入り)も付いていました。私は残念ながら当たらず。

  • ゲーム・オープニングムービー(約5分)

今月末に発売される「ナイトウィザード The VIDEO GAME〜Denial of the World〜」のオープニングムービーが流されました。機材のトラブルからか、冒頭の部分で映像と音声が途切れがちでした。ちなみに私は買うつもりです。

  • BETTA FLASH(約15分)

ここでBETTA FLASHのお二人が登場し、ゲームOP「6th body」とアニメED「Erinyes」を披露しました。

  • KURENAI(約5分)

宮崎さんがアニメOPを歌いました。前々から迷っていましたが、生で聴いてますますCDが欲しくなって来ました。でもキャラソンもコンプリートしたいし、どれを優先すべきか…

  • エンディング(約15分)

BETTA FLASHさんも含めて、出演者一同による〆のトーク
宮崎さんがテンパっていて、まともにコメントが出来ていませんでしたw ナイトういういざーどで「声が枯れている」と言われたことについて、英魔サマが宮崎さんに文句を言っていましたが、客席の反応がいまいちだったのが惜しいです。ういういざーどがあまり聴かれていないのか、それともあの発言が覚えられていないのか。


そんなこんなで予定より10分長い、2時間10分のイベントでした。これからもTRPGとしてのナイトウィザードは続いて行くわけですが、是非アニメの第2期もやって貰いたいです。そしてまたこのような楽しいイベントを開催して欲しい。まだDVDが全巻出揃っていない内からこんなことを言うのは、気が早いかもしれませんけれども。

若干の言い訳

第1話の感想で、

この作品、褒めるところが1つも(ry どこかで見たような設定だらけですし。

http://d.hatena.ne.jp/madauca/20071004/1191515290

と書いたくせに、何故そのアニメのイベントに行ってるのかと言う話ですが、別にイベント目当てに欲しくもないDVDを買って応募したわけではありません。仮にイベントがなかったとしてもDVDは購入していたでしょうし、実際Vol.1だけではなくVol.2も既に手元にあります。
最初は本当にベタ過ぎて見るべきところがないと思っていたんですよ。ところが10月末辺りから徐々に気になって来て、最終的には当時放送されていたアニメの中で、1番面白く感じるようになっていました。感想こそ書いていませんでしたけれど。今振り返ってみると、王道を綺麗に描いた作品だと思います。
とりあえず今はDVD回収の途にいて、月末にはゲームも購入予定ですが、キャラソンやOP・EDも欲しいし、既存のリプレイ等にも興味はあります。しかし量があまりに膨大なので、どこから手を付けたら良いのか、金銭的にも時間的にも悩むところです。それだけ将来の楽しみが多いと言うことでもありますが。
にしても、ナイトウィザードと言い、シムーンと言い、私は第1話の印象が悪い作品を好きになる傾向にあるようです。先見の明がないのでしょうかw