2008年12月3日アニメ感想

地獄少女 三鼎 / 第七話「うそつき」

いかにも犬尾が母親を流してしまうかのように見せておいて、その実、ターゲットは世話を焼いていた鷲巣だったと言う話。鷲巣は他人の不幸を喜ぶような人間だったようですが、でもわざわざ鷲巣に同情の余地を与える必要があったのでしょうか。善意に基づくにしろ悪意に基づくにしろ、行為の客観的な害悪性は変わらない上、今回はターゲットが誰かと言う点で既に捻りが加えられているのですから、それ以上の変化球、それも後味の悪さを軽減するような設定はいらないような気がしますね。
と言いつつ、鷲巣にも非難されるべき要素があったとしても、十分遣り切れない終わり方でしたけれど。しかも犬尾は事件後も賽河原に残っているわけですから、尚更です。そんな犬尾を見ればゆずきも何か思うところがある筈ですから、そろそろ自分の方からあい側に対して何らかのアクションを起こしても良い頃合い?
そう言えば、犬尾は骨女を受け取ってから糸を解くまでにしばらく時間がありましたけれども、その間曽根アンナ先生はどうなっていたのか疑問ですね。三鼎においては、一目連と骨女が教師として、輪入道は校務員として第四中学校に関わっているわけですから、三藁があまり長時間藁人形の状態で依頼者のところにいるのはマズいように思います。いや、でも三鼎以前の三藁は、特に怪しまれることもなく単発の潜入を繰り返していたわけですから、その辺りはどうとでも誤魔化せるような力があるのかも?