2008年12月9日アニメ感想

魍魎の匣 / 第十話「鬼の事」

また京極堂が有り難い魍魎の蘊蓄話を披露するとは、もう勘弁して欲しいです。確かに御筥様をオトすためにはああやってやり込める必要があるのは分かりますが、同じような話を前に1度聞いている身としてはウンザリしてしまうわけで。せめてここで初めて魍魎について語れば良かったのに。
大体、白内障で失明するだの、唇が荒れているから胃痛だのと、また観察眼に基づく虚仮威し頼りとはワンパターンですよ。この手のペテンは何度もやられると、はいそうですかとしか言いようがない。
思い返してみれば、京極堂が出て来た第5話以降、あんまり話が進んでいないんですよね。勿論新たに起こったことや明らかになったことはありますよ。でもそれ以上に、京極堂がどんなにスゴいかを描くことに主眼が置かれているように感じられて、そこに共感出来ない私としてはどうも白けてしまうのです。