2009年1月28日アニメ感想

地獄少女 三鼎 / 第十四話「怨みの街角」

イマイチな話でした。秀美が虚偽の噂に苦しめられる描写が大幅に省かれていたのは、尺も限られていることですから、まあ良しとしましょう(本当はこれがないと、秀美が地獄通信にアクセスしようとしたことに説得力がないですけれども)。しかし秀美が実際にアクセスしたのは、欣也の顔が新聞に載ることを恐れたからと言うのは頂けません。あいの台詞「気まぐれな優しさは罪」が今回最も言いたかったことだったとすれば、秀美がアクセスするタイミングは、欣也が秀美のことを思い出せなかった後でなければ、焦点がぶれてしまいます。
でも懐かしのあい出陣シーンが見られたのは、純粋に嬉しかったです。それに伴ってお祖母ちゃんも久々の登場を果たしましたが、三鼎では何者か分かるのかなあ。知りたいと思う反面、ある意味、地獄少女最大の謎であるお祖母ちゃんの正体が明らかになると、シリーズが完結してしまうような気もするので、このままで構わないと言う気持ちもありますw
親友である秋恵が流されてしまったゆずきは、そのショックで耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らすようなこともなく、地獄通信にアクセスしようとしている人を感知出来る能力を使って、何としても地獄流しを止めようと決意したようです。あの内気なゆずきが、面識のない秀美に話し掛けて、しかも遠回しに探るようなことはせず、地獄通信のことを直接話題に出して翻意させようとしているのを見て、例えば第10話と比べると、随分積極的に行動するようになったものだと感心しました。もっとも、地獄流し阻止に費やしたエネルギーが多ければ多い程、失敗した時の落胆も大きくなるわけですが…