2009年6月18日アニメ感想

タイタニア / 第13話 「終わりと始まり」

リラ弔い合戦と言うことで、湿っぽい雰囲気で見る予定だったのですが、ベルティエがあまりにアホに描かれていたので、そんな気分にはなれませんでした。ヒューリックが殺そうとしているアルセスの艦に自ら乗り込んでいる時点でもうアレですが、あの状況で敵前回頭とは開いた口が塞がりませんね。「敵艦隊、両翼に展開」「何っ!」に至ってはもう笑ってしまいましたよw 一体どこに驚く要素があるのかと。数で優位にある方が囲もうとするのは当たり前じゃないですか。ここまで来るとベルティエが無能と言うよりも、この筋書きを考えた人が…
それにイドリスイドリスですよね。あんなセコい偽装でヒューリックに出し抜かれてしまうとは。原作では、イドリスヒューリックを逃がしてしまうのもやむを得ないと思えるだけの材料がありましたが、これではあまりにお粗末です。
そんな風に多くの不満がある中、このアニメも半分終了。前々から薄々分かってはいましたが、このペースだと最終回までに消化されるのは原作第2巻までですね。第3巻は事態が大きく動いて面白くなって来るのになあ。とは言え、第4巻が一向に出ないこの状況下でアニメ化しようとすれば、第2巻までと言うのが最も座りの良い落としどころなのは事実。

東のエデン / 第11話★さらにつづく東

滝沢が記憶を消した理由の明示、そしてミサイル攻撃阻止と、一応最低限のラインはテレビ版として描き切ったかなあと思います。劇場版ありきの手法に賛成するわけではありませんけれども。ラストシーンがミサイル発射の瞬間、なんてのよりはマシと言う程度の話。
あからさまに怪しいタクシー運転手とか、豆柴の元飼い主らしき女性とか、これ見よがしな謎の提示も、いかにも続きが気になるように作られているような気がしてどうもねえ…。
そんな風に文句を垂れつつも、11月28日を待ち遠しく思ってはいます。作品そのものが嫌いなわけではありませんから。
最後に一言。パンツが生きてて良かった。

Phantom〜Requiem for the Phantom〜 / 第12話「亡霊」

舞台の上から客席を狙撃。現実的には暗殺方法としておかしいとしか言いようがないのですが、でもそこが良いんですw 真下作品は真面目に考えちゃいけない。
要約すると今回は、大人の女性(クロウディア)に飽きて来たツヴァイが幼女(キャル)に目を付けた、そんな話でしたw アインがツヴァイを育てたように、今度はツヴァイがキャルをこちらの世界に引きずり込んでしまうのでしょうか。今のキャルが暗殺者になる絵はちょっと想像出来ませんけれども。
梧桐組の組員が殺されたのは、場所がアイザックの縄張りであることを考えると、アイザックを仇とするクロウディアの罠と考えたくなるところですが、ツヴァイ以外にあんな芸当が出来る手駒を持っていなさそう。現場にいた人影からして、犯人はアイン? そして背後にはサイスや志賀がいたりして。

けいおん! / 第12話 「軽音!」

憂が唯になりすましていることは、音楽室に入って来た瞬間に分かりました。話の流れや微妙な描き分けもさることながら、やはり1番大きな手掛かりとなったのは声。中の人が同じ豊崎愛生さんだったとしても、声色にいつもとは違ったニュアンスが込められていましたから。さわ子先生にとっての胸の大きさが、私にとっては声なのですw いや、でもこの程度なら普通の人でも分かるか。
本編はこれで最終回ですが、何だか無理矢理まとめたような印象を受けてしまいました。第1話と重なるシーンを作りたいがために、唯にギターを忘れさせたと言ったように。
それでも、学園祭ライヴの様子を楽しめれば、結果的には良しとなったのかもしれませんが、私は京アニライヴシーンと言うものがあまり好きではないので、そう言ったこともなく。まだ番外編を残していますから、そこでは満足出来ることを願っています。