2009年7月9日アニメ感想

タイタニア / 第14話 「リュテッヒの動乱」

サブタイトルに「動乱」と付いていることからも分かるように、貴族達がエストラードに働き掛けただけの原作よりも大事になりました。それはそれとして盛り上がるから良いんですけれども、エストラード死亡の下りはちょっと…。結局拳銃で死ぬのならば、中途半端に原作をなぞってエストラードを転落させる意味なんてないじゃないですか。あれではただ酔っぱらいが階段から足を踏み外しただけです。
それに、この件に関するジュスランの描かれ方にも不満を持ちました。そりゃ原作でもジュスランはアルセス護衛の任に敢えてイドリスを推し、貴族達が動き易い状況を作り出しはしました。でもこれはあくまで様子見です。対して、偽情報を流して動乱を起こさせたとなると、少々策謀家としての面が出過ぎ。大体こんなことになって、これ以後バルアミーがジュスランと上手くやって行けるとも思えないのですが。
一方ヒューリックタイタニアに狙われているのに、単独行でカサビアンカへ。カレンとの話が繰り広げられそうですが、ベルティエの例からも分かるように、オリジナルキャラクターが目立つとしょうもない出来になりそうな悪寒。

東京マグニチュード8.0 / 第一話「お台場、沈む」

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OPで毎日通っているところがボロボロになっている絵を見せられて、その時点でもう色々と考えさせられるところがありました。
作品のテーマ上、街並みや地震の様子・被害などについては、フィクション的な嘘はあまりないだろうと思っていたのですが、地震以前の未来日常生活も妙にリアルでしたね。言動、仕草、家庭内の人間関係。あまりに現実的で、見ていて自分自身が抉られる感覚に陥りました。
そんな風に徹底したリアルさを見せられたところへ、遂に地震発生。それまでがそれまでだっただけに、単なる作り事以上の訴求力を以て、私に迫って来ました。
こう言った真面目な作りになっているのならば、次回以降、こちらも真剣に見ることになりそうです。

Phantom〜Requiem for the Phantom〜 / 第15話「再会」

梧桐と志賀が送り酒を飲んでいるシーン、BGMには吹かざるを得ませんでしたw さすがやってくれる。
ワイズメルって、本当に裏で梧桐組をインフェルノから排除しようとしていたんですね。てっきり全てワイズメルを陥れるため、白と分かりながらクロウディアが濡れ衣を着せようとしているのかと思っていました。クロウディアもそこまで腹黒じゃなかったんですね、ごめんなさいw
しかし、やはりエレンが暗躍していたことには変わりなく。梧桐への狙撃をわざと外したようですから、サイスは勿論、志賀もこの件に関与しているのでしょうか。でもちょっと動機が分からないですね。梧桐がクロウディアを信頼していることが気に食わないようではありましたが、だからと言ってそれだけで梧桐に隠れてここまでやるだろうか。梧桐に対する忠誠心は本物のようですし。