ミラクル☆トレインには乗れず

岸田今日子記念 円・こどもステージNo.28「あの庭の扉をあけたとき すべての強情っぱりたちへ」の初日を観て来ました。


会場のシアターΧに14時50分着。私の席はG列だったのですが、この会場だとちょっと見にくいですね。
15時5分に前説があって、3分後、開演。16時20分まで、約1時間15分の舞台でした。


出演者等(敬称略)は以下の通り。

原作
佐野洋子
脚本
いずみ凛
演出
小森美巳
企画
岸田今日子
キャスト
80歳のおばあさんと8歳の女の子:山乃廣美
めがねの世界の女の子高橋理恵子
おとうさん:石田登星
ようこ:山下真琴
男の子佐藤銀平
おじいさん:田原正治
看護師/ぐるぐる巻きにされた男の子:吉田久美
近所の男の子:玉置祐也

話の内容は、あるおばあさんの過去を、ようこが不思議なめがねを通して追体験すると言うもの。サブタイトルにもあるように、「強情」がキーワードになっていて、おばあさんは強情で偏屈なところがあるのですが、強情であるからこそ、結婚することの叶わなかった愛しい人との約束を今も守り続けているのです。
私はこどもステージを見るのは2回目なので、あまり偉そうなことは言えないのですが、今回の題材って、こどもステージに相応しいものなんですかね。正直なところ、老境を迎えたおばあさんが過去を振り返る時の気持ちなんて、私にだって分かりません。まだ四半世紀も生きていないので。況や幼子をや。
まあ、客席の子供達が笑う場面は何度もあったので、それで十分なのかもしれませんけれども。子供だけが笑うシーン、大人だけが笑うシーン、両方が笑うシーン。そう言った違いを知れるのも、こどもステージの面白さだと思います。
ちなみに理恵子さんの役は、「めがねの世界の女の子」、つまりおばあさんの過去の姿。お転婆な11歳から、制服を着た女子校生、そして大人と、様々な年代の役を演じる理恵子さんを見られました。11歳時に言った、ある台詞インパクトがあり過ぎて、未だに頭の中で響いています。ち○ち○を連呼し過ぎです、理恵子さんw



大江戸線両国逸巳駅から会場に向かう途中で、たかはシムーン的なものを発見。去年は気付きませんでした。