現実世界は出稼ぎ、ネット社会が現実

折笠富美子さん出演の、劇団ガソリーナ朗読劇BLOG」に行って来ました。


会場は大塚の萬劇場。定期利用者以外も利用出来る駐輪場が駅前にあると便利で良いですよね。
17時50分、会場着。席はF列でしたが、舞台上に段差が設けられていて、出演者はその上に置かれた椅子に座って朗読すると言う形でしたので、出演者の姿はそれなりに見える位置でした。


18時5分、前説があって、すぐに開演。朗読劇自体は19時45分までで、その後、19時55分から20時15分まで、作・演出のじんのひろあきさんと出演者(折笠さん、吉岡毅志さん)によるアフタートークがありました。


折笠さんは、ブログの書き手であるみかん役。開演してから延々と1人で喋り続ける役所でしたけれども、見事に読み切っていました。地の文と台詞の切り替えも、さすがです。
メフィストフェレス役の吉岡さんは、作らない声で淡々と悪魔役をこなしていて、強く印象に残りました。以前彼を見た舞台では、大仰な台詞回しで意味不明なことを言う、コミカルな役(バンデス)だったので、そのギャップで余計にw アフタートークで仰っていましたが、低い地声を舞台でどう生かすか、苦労されているようです。
そんなわけで朗読それ自体は非常に良かったのですけれども、話は微妙でしたかね。オチも読み易かったですし、聴き終わって残るものがあまりありませんでした。じんのさん曰く「刺さる言葉を選んだ」のに、刺さらなかった私は、感受性が摩耗しているのでしょうか。