まぐろは赤坂に限る

Theatre劇団子23rd ACTマグロを釣るつもりじゃなかった」を観て来ました。
劇団子の舞台は、元々沢城みゆきさん目当てで観に行くようになったのですが、その内、沢城さんを抜きにしても劇団子が好きになって来て。と言うわけで、今回沢城さんは出演していませんが、観に行かないと言う選択肢はありませんでした。


会場の赤坂RED/THEATERに13時55分着。ここに来るのは「ペダルをめっちゃ漕ぐ」以来なので、2年ぶりですね。
私の席は、3列目左方となかなかに観易い位置でした。


14時、沢城さんによる前説アナウンスがあった後、しばらくして開演。16時10分までの、2時間強の舞台でした。
出演者等(敬称略)は以下の通り。

作/演出
石山英憲
キャスト
鴨下太郎:島村比呂樹
鴨下安恵:田中千佳子
岡島南:田澤佳代子
岡島剛:大高雄一郎
岡島護:土橋建太
克美一郎:阿部英貴
戸田和志:佐藤貴也
モニルル:伊奈稔勝
フジコ:白石悠佳
城田和彦:城田和彦
竹中さやか:竹中さやか
遠山晶司:遠山昌司
涌井友子:涌井友子
岡島夕/榊原悦子:斉藤範子

途中までは、今まで観たことのある劇団子作品の中で最高傑作の予感がしていたのですが…。
しかし、太郎と夕が帰って来たシーン以降の展開にはちょっとがっかり。死んだ人が現れて許してくれるって、そんな都合の良いことがありますか。まあ、あちこちで多用されている手法ですけれども。
最後の護の笑いで全てが解決したと思ったら大間違いで、個々の登場人物について良く考えると、色々投げっぱなしで終わってしまったような気がしてなりません。やはり、これだけ役が多いのに、それぞれにちゃんとした背景を背負わせようとすると、約2時間の時間制限の中では、消化不良になってしまうのではないかと。
私、沢城さん以外では田澤さんが結構好きだったりするのですが、今回の田澤さんは20歳の大学生役。田澤さんと言えば、エバペス、チョウと言った、イロモノ役の印象が強かったので、真っ当に可愛い女の子役は、新鮮でしたw


終演から数分後、平日昼限定のトークイベントがありました。
石山さんや出演者の方々が登場して、色々と面白い話が聞けました。内容としては、舞台裏話(劇中で登場したお見合い写真に使われていたのは沢城さんの写真であるetc.)、新人紹介、カットシーンの披露、客から希望者を募って劇中のワンシーンを再現、質疑応答となっていました。
16時35分過ぎ、イベント終了。
こう言う打ち解けた雰囲気のイベントを味わってしまうと、作品に対して批判的なことは書きにくくなってしまうのですが、それはそれ、これはこれと言うことで。