2010年10月27日アニメ感想

えむえむっ! / 第4話「そんなこんなでカップルバカップル」

美緒様と嵐子の勝負では、2人は太郎の両手に縄を掛けて左右から引っ張っていましたが、あれってどうするのが正解なんですかね。「子争い」の大岡裁きに従えば、太郎を心配して先に手を離した方が本当の恋人となります。でも、太郎は痛みを喜ぶドMだからなあ。と言うことはむしろ、最後まで手を離さなかった方が勝ち?
前回までの流れからすると嵐子ルート突入かと思いきや、今回は太郎と美緒様が急接近。デート療法は、実はみちるが美緒様のために計画したことだったわけですが、美緒様の困っている人を助けねばならないと言う、強迫観念にも似た義務感はどこから来るんですかね。子供の頃、遊ぶ相手がいなかったせいで人付き合いが苦手、と言うだけで、ああなるものなのでしょうか。
美緒様に尻尾を振る太郎にやきもきする嵐子。てっきり美緒様は、太郎と嵐子が惹かれ合っているのを分かっていると思っていたのですが、どうやらそうではなかったようで。太郎とデートすることについて、嵐子への遠慮なんてものは全くありませんでした。

薄桜鬼 碧血録 / 第十五話 遠き面影

まだ2期が始まったばかりなのに薫が退場とは、早過ぎる…。千鶴に対する薫の感情は、愛憎入り交じった複雑なものだったようですが、それが十分に描き切れていたようには思えません。「主人公の生き別れの兄」なんて、設定から言えばかなりの重要キャラなのに、扱いが軽かったですね。アニメが進むルートと、原作で薫に見せ場が多いルートとが、食い違っていたために、このようなことになってしまったのかも、と原作未プレイ組が当て推量をしてみる。
千鶴のピンチに、駆け付ける沖田。本編での洋装初お披露目の割には、あっと言う間に時間切れとなり、肝心なところは風間が持って行ってしまいました。これも何だかちょっと、扱いに不満が残るなあ。せっかく前期で薫との間に因縁が出来たのに、風間が薫を仕留めちゃうとはね。まあ、薫とは違って、沖田にはまだ活躍の場があるのでしょうけれども。
方向性の違いで、近藤の元から新八と左之助が去って行きました。「これが最後の別れじゃねえんだ」と爽やかに言い残す新八。確かに新八はその通りでしょうが、左之助は危険です。史実での死期が迫って来ている上に、新撰組を離れたとなると、羅刹となって生き残る道はなさそうな気がします。