2010年12月6日アニメ感想

探偵オペラ ミルキィホームズ / 第9話「MHの悲劇」

ミルキィホームズには珍しく、ちゃんと推理をしていた回でした。もっとも、4人とも全然自力では推理していませんでしたけれども。放送開始前の勝手な想定では、毎回こんな風な謎解物語になると思っていたのですが、それが蓋を開けてみれば、今期最高峰のネタアニメだったわけで。
ウィジャボードによって降霊したご先祖様は、揃いも揃ってポンコツ探偵でした。唯一の例外は、シャーロック・ホームズ。推理もトイズもすさまじかったですね。おまけに声まで格好良いし。ご先祖様は、シャーロック・ホームズ諏訪部順一さん、ネロ・ウルフがチョーさん、エルキュール・ポアロ茶風林さん、コーデリア・グレイ井上喜久子さんと、豪華なキャスティングでした。
トイズを失ってから、学内では爪弾きにされているミルキィホームズですが、アンリエット以外にも、まだ味方はいたんですね。そんな貴重なMH派のソニアは、事件の責任を取ってホームズ探偵学院にはいられなくなってしまいましたが、ソニアの探偵としての未来を気に掛けたアンリエットの粋な計らいで、ポアロ探偵学院に転校と言う形になりました。良い話な筈なのに、アンリエットが自分と同じシャロスキーであるソニアを排除したように、少しでも見えてしまった私は、心が歪んでいるのだろうか。

おとめ妖怪 ざくろ / 第十話:かげ、追々と

ここに来て、色々と話が動きました。まずは花楯中尉の正体が発覚。まあ、初登場の時点で、どこからどう見ても黒幕な雰囲気を出していたので、いまさらですけれども。今回西王母桃がさらわれるまでの間、西王母桃も景も、前回の花楯の告白を気にしている描写が全くなかったのが引っかかったのですが、あれは今後生きて来るのでしょうか。
あれだけ西王母桃を敵視していた百緑に、もう軟化の兆しが。でも死亡フラグのようでもあるので、手放しでは喜べません。しかも、西王母桃の妖力を感じ取った沢鷹に密着されたことで、乱杭の嫉妬を買ってもおかしくなくなってしまいましたし。今のところ、乱杭の怒りは西王母桃に向いているのが救いか。
そう言えば結局、雨竜寿様や櫛松は、みんなに羽を伸ばさせている間に、何をやっていたんですかね。神がかりの里に対抗する準備でもしているのかと思いきや、今回の事態に打つ手なしな感じなのですけれども。