2010年12月13日アニメ感想

探偵オペラ ミルキィホームズ / 第10話「ミルキィホームズには向かない職業」

大いなる試練=試験だと思ったミルキィホームズは、トイズが復活するに違いないと気楽に考えて試験に臨むも、あえなく不合格。悪い仲間の誘いを断り切れなくて、勉強が出来なかったエリーは可哀想だなと途中まで思っていましたが、あの試験、勉強しても意味ないじゃないですか。トイズは使用者のメンタル面に影響を受けるとするならば、むしろポジティヴな気持ちで受けたシャロ・ネロコーデリアの受験態度の方が、ある意味では正しかったのかもしれません。まあ、結果的には全員ダメだったけれども。
シャロの「一生のお願い」を聞き入れて、ミルキィホームズ達に任せてみれば、怪盗は取り逃がすは、美術館は爆破するはで、そりゃ小衣が怒るのも無理はないです。いつもはギャグ担当の小衣が、「小衣ちゃんいうな〜!」と喚くこともなく、真剣に怒る姿はグサッと来ますね。
今まで優しくミルキィホームズを見守って来たアルセーヌも、今回ばかりは我慢ならなかったようで。4人に退学を命じるとは、1話で想い出の写真を爆破した時以来の厳しい処置でした。「本能のDOUBT」の歌詞がこれ程ピッタリ合う回が、この作品で見られるとは思っていなかった。そんなシリアス展開なのに、ねこみみくまさんの不意打ちで、思わず笑っちゃいましたが。

おとめ妖怪 ざくろ / 第十一話:ふれて、殻々と

櫛松から語られる真実。西王母桃の出生や半妖が生まれる理由が明らかになりました。西王母桃が不義密通の子だったとは驚きですが、突羽根と恵永の関係はとても純粋で、不倫と呼ぶには抵抗がありますね。Aパート終わりの、叶わなかった親子のスリーショットアイキャッチが泣かせます。
しかし結局、今の今まで櫛松が秘密を守り続けた理由が、良く分かりませんでした。確かに西王母桃にとってショッキングな事実ではありますが、神がかりの里の脅威がすぐ傍まで迫って来たのに、それでも教えないのは、かえって西王母桃を危険に晒すだけでは? 遅くとも、景と薄蛍が百緑と橙橙に拉致された事件の時点で話すべきだったと思います。
異父妹である西王母桃との結婚を進めようとする沢鷹。彼にとって西王母桃は、「汚れた」母親と「下等な」人間との間に生まれた子なので、好意を抱く理由はない筈なのですが、そこのところどうなっているんでしょうかね。