2011年12月9日アニメ感想

ラストエグザイル-銀翼のファム- / #09 「Connected passed pawn」

何話にも渡ってジゼ子の心が折れて行く過程を描いていたので、これは長引くかなと思いきや、あっさりジゼ子が自分で過ちに気付いて仲直りと相成りました。結局ミリアも、ファムとジゼ子に元気がなかった本当の理由は分からずじまい。まあ、ミリアのメイド服に象徴されるように、お気楽要素が多い本作ですから、重くなり過ぎない内に元鞘に収めるのもありっちゃありか。
そして、マストの先とモップを使ったホッケーに興じる3人とシルヴィウスのクルー。アナトレーの本拠地がどこにあるのかは分かりませんが、他国領地で単艦の隠密任務となれば、滅多に娯楽にもありつけないでしょうし、そりゃ盛り上がるってものです。意外だったのは、ミリアが割と運動神経が良かったこと。アンシャルのクラウディア機関停止と言う大金星も、半分くらいはまぐれじゃない?
何はともあれ3人は衝突と和解を経て、グラン・レースの再開催を改めて目指すことに。今回はサブタイトルも久しぶりに前向きなものでした。「connected」は3人の結束が強まったことを、「passed」は3人の前進は誰にも阻めないことを意味しているんですかね。それと「passed」は、今はポーンに過ぎないミリアが将来プロモートしてクイーンになる、つまり新生トゥラン王国の本当の女王になることも示唆しているのかもしれません。