マリみてと私 その3

アニメを見続けていくうちに、ようやく私は、蓉子様は後輩いびりが好きな人ではないことや「チョコレートコート」はマリみての中では異色の作品であることを理解していきました(蓉子様、ゴメンナサイ)。
アニメの「復習」と「予習」のため、当時高校生だった私は、連日学校帰りに本屋に寄ってマリみてを立ち読み(オイ)するようになりました。いや、当時手持ちのお金がなかったんです…。そのまま立ち読みで「レイニーブルー」まで読破してしまいました(本当にゴメンナサイ)。
この時点で2月中旬になっていました。今まで普通にスルーしていましたが、実は私はこの時受験生でした。2月中旬から3年生は各自、自宅学習になり、続きが読めなくなりました。そう、自分で自分に「レイニー止め」を課してしまったのです。
2月末、上京して入試を受けた後、私はすぐに本屋で「パラソルをさして」を購入しました(11巻目にして初の購入…)。帰りの新幹線のなかで読んだ「パラソルをさして」はとても感動的で、この巻はいまでも私にとって特別なものです。
ちなみに入試の方には無事合格し、現在に至るわけです。ということで「マリみてと私」はこれで終了。