二条乃梨子考 その5

前回から一週間も開いてしまいました。別に書くネタが切れたわけではないです。乃梨子について制限なしに書き始めたら、すぐに原稿用紙20枚ぐらいはいく自信がありますよ(イバルナ!)
今回から数回は乃梨子を含むカップリングについて語ろうと思います。マリみての魅力の一つはスール制度を含むカップリングだと思っていますので。
乃梨子といったらやっぱり志摩子さんですよね。乃梨子志摩子さんのレフ板というのが、蔦子さんを始めとするマリみて界の共通認識だと思います。が、乃梨子好きから言わせてもらうと志摩子さんは乃梨子の引き立て役です(笑)
乃梨子が普段は見せない面を志摩子さんは引き出してくれます。いつもはどちらかというと無愛想な乃梨子ですが、志摩子さんの前では初々しいというか年相応に可愛いというか。
それでも乃梨子はまわりのこともよく見てます。「でも、世界は二人だけで構成されているわけじゃないよ」とか「もう、仲間を手に入れちゃってたから」とか。
この二つの台詞は「ロザリオの滴」のものですが、他にも「志摩子さんが卒業するまで、側にくっついて離れないから」など印象に残る台詞が「ロザリオの滴」には多々あります。「ロザリオの滴」の台詞は全部暗記している…なんてことはないですが、上三つの台詞は原作を見なくても一言一句間違えずに書けます。「ロザリオの滴」は現白派にとってまさに聖典
あと乃梨子がお姉さまをさん付けで呼ぶところもポイントです。祐巳の「祥子さま」、由乃さんの「令ちゃん」とはまた違った趣がありますよね。
ロザリオの滴」以降、全く問題が起こらない白薔薇姉妹は背景化してしまいあまり出番がありません。それでもたまに二人がいちゃいちゃしている場面が出てくると私なんかは喜ぶわけです。たとえば「イン ライブラリー」で二人で一冊の冊子を読んでいる場面とか。「妹オーディション」の志摩子さんの「だって、その候補者の中に乃梨子がいるかもしれないじゃない」というオノロケもいいですね。
今後の白薔薇姉妹についてですが、やっぱりもうちょっと出番が欲しいところです。何か一騒動あればクローズアップされますが、乃梨子志摩子さんがケンカするなんて考えられないし。「レイニーブルー」でも紅と黄は姉妹同士のすれ違いがありましたが、白はそうではなかったし。「白薔薇の物思い」のように外部から何かしら問題(ここでは志摩子さんの兄)が持ち込まれない限り、白薔薇姉妹は至って平穏です。
今のところ思いつく限りで何か問題が起こりそうだとすれば、山百合会役員選挙ですかね。具体的には、うーん、やっぱりこの二人が揉める場面が想像できない。