瞳子の縦ロール 2005年11月速報値

11月も終わったので、またまたやってまいりました。恒例の「瞳子の縦ロール」!まだ2回目ですが(笑)
やたらと長いので、この先は「続きを読む」へ。

今回は集計対象に動画が含まれていましたので、その場合の規定を追加しました。後、グラフの見方が微妙に変わっています。
それでは11月の結果を見ていきましょう。11月は驚くべき変化が見られました。

まずこれが、絶対瞳子値の分布のグラフです。
絶対瞳子値0511
そして10月と比較するとこうなります
で、絶対瞳子値に関する統計はこちら。ちなみに()内は前月比です(以下同様)。

縦ロール本数 絶対瞳子値合計 最小値 最大値 平均値 中央値 最頻値
70(-31) 232(-191) 0(±0) 6(-14) 3.31(-0.88) 3(-1) 3(±0)

まず11月は瞳子絵そのものが少なかったです。特に月の途中まではどうしようかと思うぐらいに。その後、新刊のあらすじが発表されてからは、祐巳との関係の進展を望む向きが強くなり、瞳子(+祐巳)の絵が増えました。
しかし!注目したいのは別のところ。絶対瞳子値の分布のグラフを見ればお分かりなると思いますが、各縦ロール間の格差がだいぶ縮まっています。10月のグラフと重ね合わせるとそれは一目瞭然。絶対瞳子値6の縦ロールの激減が格差縮小の主原因です。さらに絶対瞳子値7以上の縦ロールが一本もないことも関係しています。
この影響は平均値にも現れています。正直ここまで平均値が変化するとは思ってもいませんでした。変化は殆どないか、あっても±0.5程度だと予想していたので。

  • 瞳子値(回転方向も考慮)
左縦ロール本数 (順時計回り) (反時計回り) (回転無し) 瞳子値合計
37(-10) 15(+3) 20(-11) 2(-2) -7(+59)
右縦ロール本数 (順時計回り) (反時計回り) (回転無し) 瞳子値合計
33(-21) 21(+4) 10(-23) 2(-2) 39(+114)

ここでも面白い変化が見られます。縦ロールの本数自体は減っているのに、順時計回りのものは右も左も増えているんです!その結果、瞳子値合計が大幅に増加しています。
特に右瞳子値合計の変化はハンパじゃありません。反時計回りの-23が効いていますね。

  • 回転方向の組合せ

瞳子値がプラス(順時計回り)で右瞳子値がマイナス(反時計回り)の場合、順反というように記しています。当然集計対象は縦ロールが左右両方とも視認できたもののみです。

順順 順反 反順 反反
6(+4) 5(-3) 12(-5) 3(-8) 26(-12)

反順が主流派であるのは変わりませんが、反反が落ち込み、代わりに順順が台頭してきました。ここにも順時計回りの勢力拡大が見て取れます。

  • まとめ

11月の結果をまとめるキーワードは「格差縮小」と「右傾化」(右回り=順時計回りの増加)です。政治・経済上では対立する言葉ですが(笑)
それにしても、この変化は何故起こったのでしょうか?11月のマリみて界の動きと言えば「未来の白地図」のあらすじが判明したことぐらいですが、これで変化を説明できるかと言うと…、う〜ん、ちょっと分かりませんね。新刊に期待して(ネタ絵ではない)普通の瞳子絵(=絶対瞳子値が低い)を描く方が増えたから、とかでしょうか?いや、何の根拠もありませんけど。しかもこれでは「右傾化」の説明になっていないですし。
集計方法上、漫画形式の作品の影響力が他の作品よりも強くなっていますので、「右傾化」についてはこれが原因か?と思い、漫画形式の作品から複数回カウントした分を抽出し、瞳子値を合計してみました。その結果、左2、右0となりました。よって、右縦ロール使いの方が描いた漫画が全体の結果に過大に影響を与えている、と言ったようなことはありませんでした。
と言うか、そもそもこれらの変化は単なる偶然である可能性もあるんですよね。この辺りは今後の研究課題(笑)です。新刊の発売前後の傾向を分析することにより、ネタ性減少説*1の真偽が分かるかもしれません。

  • 予想

最後に12月の結果を予想してみます。11月の分析もろくに出来ていないくせに予想なんかできるのか、とかツッコミ禁止。以下、予想。
ネタ性減少説に基づき、来月も「格差縮小」の傾向は堅持されます。新刊で瞳子祐巳の関係に大幅な進展が見られた場合はより一層傾向が強く出るでしょう。「右傾化」が続くかどうかは全くの未知数。

*1:瞳子祐巳の関係が新刊で進展して欲しいと期待し、あるいは新刊での瞳子の扱いに満足した結果、普段瞳子のネタ絵を描いている絵師さんが普通の瞳子絵を描き、さらに普段瞳子を描かない絵師さんが普通の瞳子絵を描くことにより、絶対瞳子値が減少すると言う説。2005年12月1日に円によって提唱された。学会には全くと言って良いほど注目されていない(笑)