今はこれでマリみて分を補給しよう

フラゲが不可能になり意気消沈していたところ、ヨリドラ2が届きました。早速聞いてみたので感想でも。ちなみに内容は「図書館の本」の後編です。

  • 1:25「現代に甦った清少納言」:よく考えると意味不明な台詞です(笑)。さすが祐巳の母親と言ったところでしょうか。清少納言に喩えられるのってあまり嬉しくないと思うんですけどね。「清少納言こそ、したり顔にいみじう侍りける人」とも言いますし。あ、でも祥子さまだったら「したり顔」は当たっているか。だったらその母親と思われる「さーこさま」の高校生時代もそんな顔だったのかな?(冗談ですよ、冗談)
  • 2:18「黄薔薇さまから、サインもらってきちゃった!」:こう言う心情はちょっと私には理解し難いと思っていたのですが、サインをスケブに置き換えるとよく分かります(笑)。お気に入りの絵師さんにスケブをもらった後ってこんな風にテンションが上がりますものね!
  • 7:12「御神酒徳利」:原作のルビは「おみきとつくり」でしたが、今回は「おみきどっくり」になっていました。「御神酒徳利」は連濁する条件を満たしていますから、後者がより日本語らしいように思います。
  • 8:33「ペーパーカバーが掛かっているから、さーこさまには、これが何の本なのかはわからないはず」:原作では「ペーパーカバーが掛かっているから、さーこさまには、それが何の本なのかはわからないはずだった」(強調は筆者)でした。原作の方は客観的に事実を述べているのに対して、今回の方はみきさんが頭の中で企んでいる感じです。植田佳奈さんの演技と相まって、みきさんがものすごく黒く思えてきました。
  • 10:19「それをマリア様だけが見ていた」:ここを無印と対比させるとは!原作にはありませんでしたが、これは入れて良かったと思います。
  • 12:47「さようなら」:これも原作にはなかった台詞です。こっちはない方が良いような気がします。さーこさまとみきさんの「さようなら」から持ってきたのでしょうが、これ以後も図書館に来て色の違う本を見ていたのですから、「さようなら」は少々おかしいように思います。
  • 14:39「チャンチャンバラバラ」:マリみてって時々こう言う表現が出てきますよね。少々古くさい言い回しとか。意図的にやっているのかもしれませんが、私はこう言う表現を見聞きすると、今野先生のご年齢に思いが至ります(ファンの方、怒らないでね)。
  • 14:54辺り:と言うかここって図書館ですよね。五月蠅くし過ぎですよ、二年生の皆さん…。
  • 16:29「祐巳さんのお母さまってみきっていうんだ。」:原作では「お母さま」ではなく「お母さん」でした。おそらくこの後の「祐巳さんのお母さま、卒業生なんでしょ?」との整合性を取るために替えたのだと思います。ただ、その前の「それに、どうしてお母さんのだって思ったの?」はそのままです。しかも「お父さん」も替わっていないですし。「お母さま」と「お父さん」って、父親の地位が低い…。