瞳子の縦ロール 2005年12月速報値

元旦ですが、そんなことには関係なくいつも通りやってまいりました、「瞳子の縦ロール」。新刊「未来の白地図」も発売となった12月は、一体どんな結果になったのでしょうか?

コレが12月の結果だっ!

まずこれが、絶対瞳子値の分布のグラフです。
絶対瞳子値0512
そして11月と比較するとこうなります
で、絶対瞳子値に関する統計はこちら。ちなみに()内は前月比です(以下同様)。

縦ロール本数 絶対瞳子値合計 最小値 最大値 平均値 中央値 最頻値
89 (+19) 329 (+97) 0 (±0) 7 (+1) 3.70 (+0.39) 4 (+1) 4 (+1)

11月よりも瞳子絵は増えましたが、思ったほどではありませんでした。新刊のあのシーンの絵はもっと描かれると思ったのになあ…。
注目すべき点は、絶対瞳子値4の縦ロールが主流となってきたことです。中央値も最頻値も4ですし、平均も四捨五入して4ですからね。ちなみに11月は、それらはすべて3でした。

  • 瞳子値(回転方向も考慮)
左縦ロール本数 (順時計回り) (反時計回り) (回転無し) 瞳子値合計
45 (+8) 14 (-1) 30 (+10) 1 (-1) -74 (-67)
右縦ロール本数 (順時計回り) (反時計回り) (回転無し) 瞳子値合計
44 (+11) 30 (+9) 13 (+3) 1 (-1) 69 (+30)

この結果を見た時、感動しましたよ。何にって、左右対称性がきれいに現れていることにです。
10月は反時計回り指向、11月は順時計回り指向でしたが、ついに左右対称指向の時代がやってきました。この調査を始めた時から、左右対称じゃない縦ロールはおかしいと思っていたんですよ。

  • 回転方向の組合せ

瞳子値がプラス(順時計回り)で右瞳子値がマイナス(反時計回り)の場合、順反というように記しています。当然集計対象は縦ロールが左右両方とも視認できたもののみです。

順順 順反 反順 反反
3 (-3) 9 (+4) 22 (+10) 1 (-2) 35 (+9)

こっちでも左右対称指向が見て取れます。反順と順反が55年体制下の自民党社会党のような地位を占めた反面、11月に人気があった順順は落ち込み、10月に人気があった反反は復活できませんでした。

  • まとめ

どうやら最近のトレンドは、「巻き数多め」と「左右対称」みたいです。
先にも触れた通り、新刊効果で瞳子絵がもっと増えると思っていたのですが、新刊発売前はネタバレを警戒してか人があまりいませんでしたし、発売後もそんなに人が増えませんでした。新刊の内容が内容だけに、瞳子絵の割合は比較的多かったですけど。
ちなみに、先月提唱した「ネタ性減少仮説」は見事に否定されました(笑)。あの仮説に基づけば、絶対瞳子値は減少しないといけなかったのですが、逆に増えてるし…。
それと何故左右対称指向になってきたかの説明も、サッパリ思い付かないです。そもそも説明すること自体、無理なような気がしてきました。統計的な観点から言えばサンプルが少ないので、その月にどの絵師さんが何回描くかに、たまたま左右されているだけかもしれません。
そう言えば、絵師さん個人に注目すると、12月の途中で、某絵師さんの縦ロールの描き方が変わったんですよね。かなり特殊な形をしていた縦ロールの先が、オーソドックスなものになりました。この調査を始めて以来、私は縦ロールに関してかなり敏感になっています(笑)。常連絵師さんのものならば、縦ロールのシルエットだけで誰が描いたか分かるようになりました。

  • 予想(願望)

何かもう予想することなんてできないような気がしますが、まあ、願望を交えて適当にしてみたいと思います。当たるも八卦当たらぬも八卦


「巻き数多め」の傾向は弱まり、再び絶対瞳子値3の縦ロールが主流へ。それに対して、左右対称指向は当面の間続くでしょう。


いや、根拠とかはないけど…。