次回作のあらんことを

あさのますみ先生(笑)の童話「ちいさなボタン、プッチ」が掲載されていると言うことで、買って来てしまいました。

おひさま 2008年 03月号 [雑誌]

おひさま 2008年 03月号 [雑誌]

粗があったら貶してやろうと言うつもりも読む前まではあったのですが、実際に見てみるとそんな気持ちは消え失せていました。考えてみれば当然ですね。元々最優秀賞受賞作ですし、しかもその後編集さんのアドヴァイスを経て磨きが掛かっているわけですから。
普段の生活ではあまり目立つことのない「ボタン」に着目していて、読み聞かされた子供がボタンを愛おしく感じ、大切にしたくなるような話なのではないかと。審査員の有賀忍先生の言うように「ボタン屋で一緒だった他のボタンとの再会エピソードなどがあれば、より感動する作品になった」でしょうけれども、その辺りも含めて次に期待したいところです。
ただ1つ気になるのは、これを読んで「浅野真澄」に興味を持った人がラジオを聴いた時にどう思うだろうかと言う点です。そこまでする人はいないかもしれませんが、もしいるとしたら、浅野さんがパーソナリティを務めているラジオはどれも下ネタやお金への執着心が満載ですから、受けるショックは相当なものでしょうw


そう言えば、最後のページの紹介に「声優・ラジオパーソナリティーとしても活躍中です」と書かれていましたが、これだとまるで童話を書く方が本業で、声優が副業みたいですねw
でも、実際多才な人だとは思います。

家が貧しかったため奨学金を借りて大学に行く。
声優と言う不安定で平均収入が高くない職業に就いたにも関わらず、借りたお金は2007年に完済。
しかもその2007年には様々な分野で大活躍。
声優としては、2作品で主役。
ラジオパーソナリティーとしては、声優アワードのベストパーソナリティー賞受賞、アニスパで10月度首都圏ラジオ聴取率10代男性100%を達成。
歌手としては、Aice5でアルバムがオリコン8位、横浜アリーナで解散コンサート。
そして童話作家として、第13回おひさま大賞童話部門最優秀賞受賞。

分かる人には分かると思いますが、これは余りに好意的な書き方ですw が、嘘を書いているわけではありませんし、改めて考えてみると十分に尊敬に値する人だと言えます。たとえいらなくなった使い捨てシャワー・キャップを、ラジオの公録参加者に配って在庫処分するような人だとしてもw