これ何てFate?

東京芸術劇場小ホール1で上演されている、DMFの「SLeeVe-RefRain〜スリーブ・リフレイン〜」を見に行って来ました。ダブルキャストの舞台なのですが、行ったのは高城元気さんが出る「霞〜カスミ」の方です。


作・演出は宮城陽亮さん。
「朧〜オボロ」と「霞〜カスミ」の共通キャスト(敬称略)が、

袖梨湊:佐藤修幸
河童:福地慎太郎
瑛里下田麻美
萩仁恵笠原あきら
山地乳:拾己
三野衛寅:長野和也
ノブ:黒坂カズシ
スマ:小澤源
豆腐小僧:生井景子
守鶴:笹岡幸司
白澤:岸本尚子
狐:岩井伸平
山石燕鳥:佐藤信也
餓鬼・七人ミサキ:高橋治、田中裕士、亀田さちこ、嘉手川友美、野崎雅志、与忍、植田真弓
萩健:柿沼ユージ
袖梨の妻:植田真弓
管狐:和泉夏野、竹渕真実子、植田真弓、名越佳代

で、「霞〜カスミ」のみのキャスト(敬称略)が、

雨木辰己:芹澤良
上良雪:中野裕理
水白京夏佐久間紅美
多本嵐高城元気
雪女:大熊真由子
羽鎌田睦樹:狩谷孔聖
牛鬼:岩切チャボ
磯姫美弥乃静
玲子:中村麗香

でした。


早い内にチケットを申し込んだおかげか、私は最前列のA列で見ることが出来ました。
19時少し前に何の前触れもなく、突然豆腐小僧と袖梨が登場してちょっとびっくり。すぐに開演前の諸注意を役者が行うのだと気付きましたが、ずっと掛け合いをやっていてなかなか注意が始まらないので、あれ?やっぱりもう始まってる?と思い掛けたりもしてw
改めて19時5分過ぎに本当の開演。21時25分前までの、正味2時間15分強の舞台でした。
事前に粗筋を読んで、またアニスクのゲスト時の高城さんの話を聴いて思い描いていた通り、アクション主体で、今まで見て来た舞台とは大分毛色の異なるものでした。話の筋としては、人間が各自の妖怪を使役して「殺生石」と言う石を奪い合い、最後に殺生石を手にしていた者がその願いを叶えられると言う、わりと良くあるような設定でしたけれども、非常に動きのある舞台で、見ていて飽きは来ませんでした。台詞が具体的で、意図するところは深く考えなくても分かるため、その点では気楽に鑑賞出来ましたけれども、場面切り換えが多く、しかも間が殆どない(前の場面の役者が袖に入るか入らないかの内に別の場所から次の場面の役者が出て来る)ノン・ストップの目まぐるしさに付いて行くのは、別の意味で少し大変だったかもしれません。
お目当ての高城さんは、頭がイっちゃっている感じの高校生役でしたが、所作の1つ1つ、手の指1本1本の先に至るまで、自意識過剰のナルシストぶりが表れていて、ハマり具合が最高です。冒頭のダンスを見た時には、その姿に危うく惚れそうになりましたw
出演者が総勢33人と言うことで、最後のカーテンコールで舞台上に勢揃いした時は壮観でしたね。代表の人が次回公演の案内などを述べた後は、出演者が順番に退場して行くのですが、その退場の仕方がまた凝っていて、かなり印象に残りました。