何故アオザイ

沢城みゆきさんが所属しているTheatre劇団子の新人公演、「トレジャーのある街 '08」の初日14時の回を観て来ました。


会場は北区王子にある東京バビロンのpit 北/区域。全席自由で開場の30分前から整理券の発行が始まっていたのですが、まあ、そう急ぐこともないかと開場する直前に着くように向かいました。それでも前から詰めて座ったら、結局前から2列目になってしまいました。
入り口は地下1階で、ステージは地下2階にあったのですが、随分通路が狭かったり、天井が低かったり。もし何かあってここを即刻退避しなければならなくなったら、大混乱は必至だなあと良からぬことを考えましたw


13時55分に挨拶があって、予定より5分遅い14時5分に開演。15時45分までの1時間40分の舞台でした。
作・演出は石山英憲さん。
キャスト(敬称略)は、

川島隆一(リュウ)大高雄一郎
柳本真也(ブーちゃん)大原研二
吉田由衣(ユイ)沢城みゆき
杉原正子(マサコ)白石悠佳
松平エバ(エバ)田澤佳代子

です。
謎が多いエバを除いた登場人物は皆20代と思われ、自分と年代が近いだけにとても分かりやすかったですね。別に自分が彼らと同じ悩みを抱えているわけではありませんが、それでも気持ちが想像しやすいと言うか、手の届くような位置にいると言うか。
緊迫する場面もいくつかありましたが、その中にも可笑しさがあったりして、シリアスに傾き過ぎることはなく、気楽に観ることが出来ました。ただ和解に至ってから引っ越しが完了するまでは、淡々と部屋から荷物を運び出しているだけで間延びしていて、蛇足だったような気がします。部屋が片付いて全員が退出しないと、最後のオチが使えないので難しいところかもしれませんけれども。