理恵子マジック

今日は昼から、下北沢の本多劇場で公演中の「羊と兵隊」を見に行って来ました。


下北沢駅の北口に降り立ってから、ある企みごとのためになるべく人が駅前からいなくなる瞬間を待ち続けていたので、本多劇場に着いたのは、開演の14時ちょうどになってしまいました。それでもなかなか人が途切れることはなく、結局帰りにもう1度挑戦する羽目になったのですけれども。
何とかぎりぎり間に合って、最前列の余り物席に座って待っていると、5分遅れでスタート。前半が15時20分までで、15分の休憩を挟み、後半が終わったのは16時45分まで。合計2時間25分の舞台でした。


キャスト(敬称略)は、

中村獅童
田畑智子
辺見えみり
近藤公園
田島ゆみか
佐藤直子
高橋理恵子
永岡佑
岩松了(作・演出も担当)

と言うことで、今まで私が見たことのある舞台の中では、もっとも世間一般的な知名度が高い顔ぶれでした。
7ヶ月ぶりに理恵子さんが舞台に出演なさると言うことで、キャスト順からするとあまり出番はないのではとの不安を抱きつつ見に行ったわけですが、その点については杞憂でした。今まであまり見たことがないタイプの役でしたけれども、あれはあれで味わい深し。面白いダンスも見られましたしw
ですが、キャスト全体で見ると、会話劇にも関わらず、滑舌の悪さが目立っていたように思います。終始1つの部屋を舞台として、あまり間が空くことなく会話が重ねられて行く。そんな中で台詞が聞き取りにくいと言うのは致命的です。
それにそもそも作・演出がダメですね。私の目には独りよがりの産物にしか見えませんでした。