2009年2月25日アニメ感想

地獄少女 三鼎 / 第十八話「スペシャルレディオ」

流したのが悠木碧さんで、流されたのが寿美菜子さん。お二人とも若い役者ですが、良い芝居をしますよね。将来が楽しみだ。
三重野瞳さんは、脚本家としても構成作家としてもあまり好きではないのですが、しかし経験に裏打ちされて書かれたであろう今回の話は、面白いと言わざるを得ません。リスナーが抱く、番組やパーソナリティへの「幻想」のようなものが的確に描かれていましたし、ノベルティや台本と言った小道具も十分に生かされていました。
それに知里子が流したのは、パーソナリティでも構成作家でもなくて、完全台本だと言うことを知った要だったと言うのも、こりゃ1本取られたなと。完全台本だと知った上で、それでも「幻想」の中に浸り続けたい知里子にとっては、ああするしかなかったのでしょう。
あんまり褒めてばっかりなのも癪なので1つ。今回の話、見方によっては、ラジオ番組で重要な役割を果たしているのはパーソナリティではなく構成作家だと言う、手前味噌な脚本と言えなくもありませんw