2009年5月28日アニメ感想

タイタニア / 第9話 「小さな風」

またまた大幅にオリジナル要素を加えた、リディアとジュスラン&バルアミーの出会いでした。まあ、リディアの出番が増えて可愛さを堪能出来たから良しとしますか。
なんて言うと思ったら、大間違いです。物には限度があるよね。いくら私が、アニメで声の付いたリディアに魅力を感じているとしても、ここまで陳腐で見るべきところのない駄脚本を受け入れる程、広い気持ちにはなる筈もなく。
原作ではもっと緊張関係にあったジュスランとバルアミーの間が、割と和やかになってしまっているのも物足りませんね。アニメでは人間関係を分かりやすくすっきりさせることも必要なのかもしれませんが。ジュスランとフランシア然り、ヒューリックリラ然り。

東のエデン / 第8話★あらかじめ失われた道程をさがして

大杉が誤認された件は偶然と言うことで良いのでしょうか。セレソン同士を接触されるために誰かが仕組んだ、とか言うのは考え過ぎ?
未練がましい大杉によって、滝沢がいくつもの名前を名乗っていることが判明。そう言えばパスポートも複数持っていましたね。あの時「滝沢朗」のパスポートを選ばなければ、シネコンに辿り付かず話の流れが変わっていたような気がしますが、自分が「滝沢朗」として行動するようになることを、記憶を消す前の滝沢は分かっていたのでしょうか。以前の滝沢を知っている元ニートも、彼を「滝沢朗」と呼んでいましたし。
新キャラのパンツさんには色んな意味で驚かされました。まず声が檜山修之さんだったこと。あんな熱い声の引きこもりは何か嫌だw そしてその見た目。中の人をモデルにしたとしか思えないw 言葉も広島弁ですしね。

Phantom〜Requiem for the Phantom〜 / 第9話「名前」

カーラジオから流れるOPには不覚にも吹きましたw 台詞はなしで歌だけを流し、会話内容は視聴者に補完させる省略表現は、アニメで良く見られますけれども、導入部で登場人物がその歌について触れるのはどうかと思います。
感情が分かりやすい形で表に出始めたアインのいじらしいことと言ったら! 高垣彩陽さんは本当に良い芝居をするもんだ。
2人にはこのまま玲二とエレンとして幸せになって欲しかったと思う気持ちもありつつ、でもそれ以上にサイスの再登場には喜んでしまいました。最終的には退場することになるとしてもその前に、いつぞやの変態仮面を超えるようなことをした上で散って行って貰いたいですw

けいおん! / 第9話 「新入部員!」

早速OPの映像が一部変わりましたね。しかし、ところどころ4人のままの状態で、何だか無理矢理入れた感が拭えません。
今回は、生真面目な梓が軽音部に毒されて行く過程を描いた話でしたw 練習をせずにお茶を飲んだりお菓子を食べたりしていると言うのは、本来宜しくないことなのですが、ユルい作風のおかげで普段は気になりません。しかし梓のように作品内でそのことに触れる存在が現れたが最後、虚構の衣が剥がれ、見ている側としては軽音部の怠惰さを嫌でも再認識してしまいます。そんな状態に陥ったところに、あれが「必要な時間」なんだと言われても、釈然としないままです。どうも私はこの手の、お約束を外的に正当化する話を受け流すことが出来ないようです。例えば他に、プリンセス・プリンセス第8話「姫存続の危機?!」とか。
梓の入部届を律が受け取っていましたが、後々、実は手続上はまだ入部していないなんてことになったりして。律には部活申請を忘れていた前科があるだけに、「確かに受け取ったから」と言う台詞も不安を掻き立てるものでしかありませんw