2009年6月11日アニメ感想
タイタニア / 第11話 「ヒューリックの決意」
やっとヒューリックの方から積極的に動く時がやって来ました。原作の時点でも、逃げ回っているだけの期間が少し長いなと感じていたのですが、アニメでは話の水増しのせいで余計に時間が掛かりました。
ベルティエは何であんなに自信満々なんでしょうかね。そうはならないと思いますが、ベルティエの主観としてはヒューリックと艦隊戦をするつもりなのに。いくら物量で勝っているとは言え、あのアリアバートに勝った相手に対して良く怖じ気付かないものだ。
それにベルティエが、ヒューリックはリラを助けに来ると確信しているのも解せませんね。確かにヒューリックの性格上助けに行かない筈はないのですが、負けなければならないケルベロス会戦の指揮官にヒューリックを推挙したことからも分かるように、ベルティエがヒューリックの為人を把握しているとはとても思えません。
タイタニア / 第12話 「エーメンタール潜入」
ここまで色々と改変はあったものの、結局リラは原作と似たようなシチュエーションで死んでしまいました。食肉魚に食い散らかされることなく、死に顔が綺麗なまま(溺死?)だったのが唯一の救いでしょうか。表現上の制約があるでしょうから、無惨な死体なんてやろうと思っても出来なかったでしょうが。
ヒューリックとしては原作以上にキツいでしょうね。目の前でリラを死なせてしまったわけですから。タイタニアに対する怒りも、原作以上のものとなるのでしょうか。
にしても、エーメンタールの入国管理がザルだったり、相手の目当てであるヒューリック自身がわざわざアルセス邸に乗り込んだりと、ツッコミ所が多いものです。リラを助けるため艦隊戦でベルティエを打ち破るのならヒューリックが直々に指揮する意味がありますが、お世辞にも白兵戦が得意とは言えないヒューリックが、屋敷にまで行くのはどう考えても愚作です。
東のエデン / 第10話★誰が滝沢朗を殺したか
Juizは人間ではありませんでした。中の人がタチコマの玉川紗己子さんですから、最初からそんな気がしていたんですと今更言ってみる。
物部達はJuizを押さえたことでもう勝った気でいましたが、おいおいまだサポーターがいるだろうと思ったら、案の定あっさり出し抜かれていました。人を躊躇せずに殺せる程冷酷なのに、肝心なところで抜けていると言うか、迂闊と言うか。
しっかしこれ、後1話で収拾が着くんですかね。クライマックス直前で「続きは劇場版で!」みたいな終わり方をしたら泣きますよ。まあ、文句を言いつつ、劇場に足を運んでしまうとは思いますが。
Phantom〜Requiem for the Phantom〜 / 第11話「襲名」
クロウディア視点と言う新たな要素が加えられてはいたものの、要は総集編でした。総集編はあまり好ましいものではありませんが、どうせやるなら「総集編ですが何か?」と開き直って欲しいものです。潔くない総集編は見苦しい。
死に掛けたら何故か男前度が上がったツヴァイですが、アインの生存はもう諦めた方が良いのでしょうか。いやしかし、後々急に登場すると言う線も捨て切れまい。
いずれにせよ、まだ変態サイスは健在ですし、キャル@沢城みゆきさんも出て来ますから、その辺りを楽しみにして行きたいと思います。