2009年8月18日アニメ感想

宙のまにまに / 第7話 『月とキンモクセイ』

ともすると、感情の赴くまま行動しているように見える美星ですが、ちゃんと色々考えているんですね。朔が戻って来た時のことを考えて、努めて明るく振る舞ったり。朔が離れて行ってしまった原因が自分にあることには、気付いていないようですけれども。
そんな美星以外にも、フーミンや姫も、それぞれの形で朔のことを思い遣っている。これだけ周りの人間に恵まれているのですから、美星と草間先生の間に自分の知らない時間があるからと言って、気にするのは贅沢ってものです。最後には朔も姫のおかげで、大切なのは今と言うことに気付けました。
美星が草間先生に言った「でも何も言わなかったよ」って、何のことなんでしょうね。まず、父親のことが思い浮かびましたが、それって朔に対して隠さなければならないことではないしなあ。「文芸部の手伝いなんて止めて戻って来て」と言わなかった、なんて解釈も考えましたが、それもいまいちしっくりと来ません。