ますみんの人を疑う目は黒い部分がよく見える

筑波大学学園祭「雙峰祭」に行って来ました。
浅野真澄さんと斎藤桃子さんの塩ラジコンビイベントがあったので。
思えば、つくば市と言うのは、ここ6年で私が行った中で最北の地ですね。あんまり北の方には行かないので。


最寄りのつくば駅から、会場がある中地区までは4km弱。さすが筑波大学、キャンパスが広いこと広いこと。普通はつくばセンターから循環バスで向かうところなのでしょうけれども、つくばエクスプレスで往復2000円以上掛かる上に、往復520円のバスに乗ってられるかってことで、歩きました。元々歩くのはそんなに苦じゃないですしね。行きは40分、帰りは35分と、結構時間が掛かりました。
会場の第3エリアA棟204教室に12時50分着。私の席は14列中の2列目左方、教壇にかなり近い良席でした。


13時、筑波大学現代視覚文化研究会主催声優なのに?!創作講座!」開始。

  • オープニング

浅野さんのマイクは、教卓の上のコンセントから電源を取っていて、おまけにコードが短いため、浅野さんは教卓の後ろから動くことが出来ません。せっかく絶対領域を見せる服装にして来たのに、客席からは下半身が教卓で遮られてしまって残念そうな浅野さん
会場となった筑波大学について、浅野さんは「こんな辺鄙なところ」、桃ちゃんは「汗と錆」と散々な言いようでした。「錆」と言うのは、あちこち錆びていたからだそうですw
お二人が来場者に対してどこから来たのか聞くと、カリフォルニアから来た人がいて盛り上がりました。アーノルド・シュワルツェネッガーを「都知事」と言ってしまう桃ちゃんには笑わされましたw

  • ふつおたコーナー

1通目。「筑波大学の学生になったら何をしたい?」。桃ちゃんは、恋人と芝生の上でアハハと走りたい、ベンチで愛を語らいたいと、ベタベタな回答。浅野さんは、周りから隔絶された場所にある筑波大学で、肉欲に溺れたい勉学に勤しみたいとのこと。渋谷にある母校・國學院大學とは、大分雰囲気が違うようです。
2通目。「今まで受けた最高の接待は何?」。浅野さん上海ガニ、桃ちゃんは今半を挙げました。桃ちゃんが今半でご馳走になったのはSolty Reidioの時。つまりSolty Reidio浅野さんが伝授した、ご馳走に与るための術がその後全く生かされていないと言うことです。そこで、目の前にあるVolvicを高級ワインに見立て、来場者にご馳走になったと仮定して、リアクションを見せることに。
桃ちゃんはご馳走して貰った(と言う設定の)来場者を「お前達」呼ばわりするなど、散々な出来でしたw 浅野さんが見せたお手本も、演技がオーバーで胡散臭かったですw 浅野さんは、実際にやる時はここまでオーバーではないと言っていましたけれども。

  • 知識披露コーナー

浅野さんと桃ちゃんの2人で持ち点100点。ミスをする毎に減点されて行く方式で、最終的に60点を下回ったら赤点。赤点を回避すれば、豪華賞品を浅野さんと桃ちゃんが貰えます。浅野さんは、「豪華賞品」が本当に豪華でなかったら、司会の方を鼻の形が変わるまでボコボコに殴ると言って脅していましたw
1問目。「咲-saki-における責任払いとは?」。お二人とも出演者でしたが、やはり麻雀のことは良く分かっていませんでした。「国士無双」を人名だと思っていた浅野さん。「ヘイワツモ」、「リンシャンカイカン」など、知識があやふや過ぎな桃ちゃん。アフレコ現場では、浅野さん植田佳奈さんに、桃ちゃんは小清水亜美さんにそれぞれ麻雀について教えて貰いながらの収録だったそうです。結局答えは、浅野さんは「女性が負けたら体を使って払う」と、咲-saki-で本当にやったら大問題な下ネタ。桃ちゃんは「責任取ってみんな払って」と、ある意味正解とは正反対。しかし判定は甘く、減点は5点のみで、残り95点。
2問目。桃ちゃんが単独挑戦、「ウルは空色魔女1 はじめての魔法クッキー」の紹介文朗読。平易な文章だったので、漢字が苦手な桃ちゃんでもあまり間違えず残念。ただ、「童話」の文字を見て、「児童」と言う言葉が浮かんだのか、思わず「じ」と言ってしまった時のごまかし方は最高でした。「私痔なんです!」って、点数を失うことよりも、痔であることの方がマシなのでしょうかw 他にも1ヶ所詰まった場所があったので、1ヶ所につき点数が0.9倍に減るペナルティで、点数は76.95点に。
3問目。浅野さんが単独挑戦、「Ubuntuとは何?」。OS名だと浅野さんに分かるわけはないので、完全にボケ回答をする問題でした。苦し紛れに色々と答える浅野さん。「アニスパ!ニュースデスク」での経験が生かされたのかもしれませんw 「エロサイトへの接続を自動的に遮断するもの」と言う答えが、「無償セキュリティアップデートが、少なくとも18ヶ月間に渡って提供されます」と言う正解部分に、「セキュリティ」と言う点でわずかながらかすっていたと言うことで、15点減点で済みました。結果として、持ち点の残りは61.95点。60点を下回らなかったので、豪華賞品ゲットです。授与はエンディングにて。

あさの先生による作詞についての講演。
第13回おひさま大賞童話部門にて最優秀賞を受賞し、副賞として賞金50万円を獲得したあさの先生。そのことを友人にして作曲家の大川茂伸さんに自慢するも、大川さんは反応が薄い。それもその筈、大川さんはハッピー☆マテリアルの大ヒットで、おひさま大賞40年分のお金を手にしていたのです。歌に目を付けたあさの先生は、大川さんの伝手を使って作詞の仕事を獲得しようとします。
そしてあさの先生は中孝介さんのプロデューサーと接触することに成功。歌に付けた歌詞をプロデューサーに見せて認められ、作詞家デビューとなりました。そのプロデューサーはそれまで、あさの先生のような立場の人達に連絡先を教えて来ましたが、みんな遠慮していたのか、実際にアプローチして来たのはあさの先生で初めてだったそうです。「何でも思い切ってやってみるのが大事」と、あさの先生は話を結びました。
講演の後は、文筆業についての質問に答えるコーナー。
1つ目。「斎藤さんはあさの先生に印税で何かおごって貰ったか?」。あさの先生曰く、絵本からの収入は驚く程少ないとのこと。今日筑波大学に来る途中のサービスエリアで、あさの先生は桃ちゃんに塩だれのたこ焼き3つをおごったそうですが、今の印税ではそれが限界のようです。
2つ目。「将来の野望」。答えは今までにも繰り返し言っている通り、いずれ講演会生活を送ることでした。理由は、講演会の出演料は高額だから、そして人が話を聞きに来たくなるような人生を生きたいから、とのことです。
3つめ。「執筆をする時に心掛けていることは?」。まず読んだ後にポジティブな気持ちになれる作品にすること、そして文体を崩し過ぎないことを心掛けているようです。あさの先生には、自分の本を読んだ子に読書の楽しさを知って貰いたいとの願いがあって、崩れ過ぎた文体に慣れてしまうと他の本を読むのが嫌になってしまうと配慮していました。

  • 斎藤桃子のお絵かきのコツ!

まず「猫」と言うお題が与えられ、浅野さんと桃ちゃんがそれぞれ猫を描きます。浅野さんの猫はキ×ィちゃんでしたが、平面的でバランスも悪く、微妙な出来。お腹には$、周りには1万円札が舞っている、「ドルキャット」でしたw 対して桃ちゃんの猫は、適度にデフォルメされていて上手に描けていました。
ここで桃ちゃんが浅野さんの絵にダメ出し。まず円と中心線を置いてバランスを取る、点と点を繋ぐように描くと良い、頭を使いながら描くようになど、的確なアドバイスをしていました。いつもは何かにつけて桃ちゃんの先生役になることが多い浅野さんが、逆に桃ちゃんから指導を受けている姿は面白かったですw
アドバイスを踏まえて、改めて新お題「」に挑戦。浅野さんが「ドルドック」として選んだのは、スヌ×ピー。しかし×ティちゃんは正面から描いたのに対して、×ヌーピーは真横からだったので、浅野さんは桃ちゃんのアドバイスを活かせず、ス×ーピーの頭がまるで車のような形に。それを見た桃ちゃんからは、「ますみんは魂のないものを描く方がいい」との酷い言われよう。勿論桃ちゃんが描いた犬は、猫同様可愛かったです。口元が若干舞浜ネズミに似ていましたが。

  • プレゼントコーナー

先程のコーナーで描かれた4枚の絵を来場者にプレゼント。選出方法は、浅野さんと桃ちゃんが交互に三択問題にグーチョキパーで回答をし、あいこだった来場者が勝ち残ると言うもの。
回答は以下の通り。

回答者 質問 回答
浅野 ○○の秋と言えば? 食欲
斎藤 ○○鍋と言えば? キムチ
浅野 ダンスと言えば? ねこにゃんダンス
斎藤 浅野さんの印税で連れて行って貰いたい国は? フランス
浅野 おにぎりの具と言えば? さけ
斎藤 台風と言えば? 強風

6問目終了時点でちょうど4人残り、各々お二人のサインを入れた絵が手渡されました。
多少時間は掛かりますが、ただのじゃんけん大会よりも頭を使う余地があって良かったです。浅野真澄ファンの私としては、1問目は読めましたが、2問目は「豆乳」を選んでしまって、さようならでした。

  • エンディング

「知識披露コーナー」の豪華賞品として、浅野さんと桃ちゃんに地元の銘酒が授与されました。父親にあげたいと言う桃ちゃん、これだけ聞くと親思いの良い子ですが、その父親は腎臓が弱いとのことですw
最後にお二人から挨拶があって、14時35分、イベント終了。


タイトルからしてモーソーワーク的なイベントかと思いきや、塩ラジリスペクトな内容でした。塩ラジ配信終了から3年経った今、こう言った形で懐かしさを味わうことが出来て、非常に楽しい1時間半となりました。