3つのNGワード

昨日の昼は、浅野真澄さん出演のトークイベント「声優と投資と男と女 〜みんなの給料おしえてね♥〜」＠専修大学鳳祭に行って来ました。

会場の専修大学生田キャンパス1号館3階131教室に13時40分着。向ヶ丘遊園駅から歩いて行きましたけれども、坂が随分きつかったです。
入場時、抽選に使うと思しき「ラッキーナンバー」を貰いつつ、自分の席に着席。K列（11列目）左方と、教壇から近いとは言えない席でしたが、思った程の距離感はなかったです。

14時、浅野さんと諏訪勝さんが登場してイベント開始。

まずは、先日のアニスパでも話した、鷲崎健さんの欠席とK太郎さんの代打起用の経緯をネタにしたり（鷲崎さんは38度の熱があったそうです）、浅野さんが諏訪さんを前に出たがる作家だとからかったり。後は、このイベントのタイトルが「声優と投資と男と女」などと言うインパクトのあるものになったのは、告知からイベントまでの期間が短い状況の中で、客を釣って集めるためだったとか。

お次は、浅野さんのお金大好きキャラがいかに形成されたのかについて。大学に通う奨学金を獲得するため、ストイックな高校時代を過ごした浅野さん。今までにも聞いたことがある話でしたが、目標達成に全身全霊を捧げるその姿勢は尊敬します。大学に進学した後も色々あったようで、それ程苦労しているのならば、事ある毎にお金お金と言う性格になっちゃいますよねｗ

そして浅野さんの投資経験談。ある時、GMOと三菱商事と新日鉄の株を買った浅野さん。値上がりに喜んでいたところ、1週間後にライブドアショックでGMO株が紙屑にｗ　その後も、いつか株価が上がることを期待して、三菱商事株と新日鉄株を保有していたものの、リーマンショックを迎えてしまいました。地道に働いて稼ぐことの大切さを知ったとのこと。
投資繋がりで自己投資の話。キラメロ時代には、わざとマイクに頭をぶつける天然キャラをやっていたこともある浅野さん。しかし、そのキャラでは先がないと思い、今のような毒舌キャラにシフトして行ったそうです。現在のラジオパーソナリティとしての活躍を鑑みるに、その自己投資は結果的に大成功だったわけで、さすが先見の明がありますね。ちなみに、青二に移籍したのも、先を見越した自己投資だそうですｗ
諏訪さんの自己投資は、サブ作家時代に様々な苦労をした経験によって、今は大抵のこと（e.g. 生放送中にディレクターが殴り込んで来る）では動じなくなったと、そんな話でした。

「浅野真澄平均株価急降下　この時何があった」。浅野さんが自身の平均株価のチャートを黒板に書いて、面白おかしく解説して行きました。底辺だったキラメロ時代から、アイムへの所属によって上向きに。仕事の幅を広げようとアーツに移籍したところ、アーツには自分に思い入れのあるマネージャーがいなくて、株価は右肩下がり。その後は持ち直したものの、色々あって下降したままの状態に。しかし、青二への移籍によって上向きになりました。浅野さんは、ずっとこのまま順調に行きたいとのこと。それでは面白くないと言う諏訪さんｗ

投資用語を声優・ラジオ業界に例えて、浅野さんが解説するコーナー。
「ポジションが下がる」は、キラメロ時代の舞台での立ち位置に例えていました。気に入られた娘がセンター付近を確保して行く中、自分はあぶれて適当に並ぶポジションだったとのこと。
「スワップ」は、諏訪さんの呼び名や、アーツ移籍後に出会えた良いマネージャーがアイムにスワップされてしまったことに準えていました。

サブタイトル通り、来場者の年収を聞いて、給与明細の内容を語って貰うコーナー。詳細は省略しますが、色々な年収の人がいて、本日最大の盛り上がりを見せました。

最後は、事前に投稿フォームから寄せられた質問にお二人が答えて行きました。
「ギャラが良い仕事は何か？」に対して、文量が多くない上に、書いた後も権利でお金が入って来る作詞は割が良いと、浅野さん。
「どうやって昇給して行くのか？」と言う質問に関連して、作家のギャラは言い値ならぬ「言われ値」、番組を担当するに当たって契約書は作らない、仕事を貰う時点ではギャラが分からないこともあって、中には1ヶ月後に「これだけしか出せない」と言われることもあるなど、放送作家業について興味深い話をする諏訪さん。
「声優と投資と男と女」と言うタイトルに釣られてか、辛辣な質問が多かったのですが、最後に選ばれたのは「お互いにすごいと思うところはどこか？」と言う、良い雰囲気で終わるために打って付けの質問でした。諏訪さんから見た浅野さんのすごいところは、ラジオパーソナリティと作家業とで全く違ったキャラを使い分けていること。浅野さんから見た諏訪さんのすごいところは、読み上げると問題になりそうな言葉が台本になく、作家として信頼出来ること。アニスパが今まで続いて来られたのは浅野さんのおかげ、いや諏訪さんのおかげ、いやいや浅野さんのおかげと、コント風に称え合っていましたｗ

15時35分、イベント終了。浅野さんと諏訪さんが退場した5分後には、入場時に貰ったラッキーナンバーによる抽選会がありました。賞品は、浅野さんサイン色紙×1、諏訪さんサイン色紙×1、浅野さん・諏訪さんサイン色紙×1の計3点でした。

浅野さんのトークイベントには幾度となく参加して来ましたが、パーソナリティと作家と言う組合せのものは初めて。普段番組を聴いているだけではなかなか分からないようなことも聞けて、非常に楽しいイベントでした。