姫の舌打ちが好き

project☆&p2初回公演「汝、知り初めし逢魔が刻に・・・」の初日を見て来ました。


会場は、笹塚駅前の笹塚ファクトリー。一昨年、まさにここで佐久間紅美さんのファンになった身としては、思い入れのある場所です。
開場時間の18時30分に着くように向かったのですが、実際の開場は18時40分過ぎでした。
席は5列目中央。前売り予約して引き換えたパンフレットを読みつつ、開演待ち。「お好きな役者1名のサイン入り生写真付き」は勿論佐久間さんを選びました。


18時55分、前説があって、19時5分、開演。終演は21時40分、2時間35分の舞台でした。
出演者等(敬称略)は以下の通り。


松田環
演出
田中精
キャスト
秋葉景時:田中精
夜叉丸:おぐらとしひろ
斯波上月:岩田栄慶
萱乃:那須野恵
藤太:高間慎一朗
陣八:鈴木充範
宗介:篠原一樹
広田さくら
勘次郎中博史
佐那松元環季
椿御前:園田綾香
梶原:松浦俊秀
実之:山本卓
京極:湯田昌次
朱理:中野裕理
赤名:前野強
家臣:遊佐邦博
萩原由良佐久間紅美
榊:谷口洋行
美緒/少女:牛水里美
少年:佐藤信也

剣を使った殺陣あり、ところどころには笑いもあり、最後はしんみりした気分にさせてくれる、なかなか面白い舞台でした。
ただツッコミどころも色々ありましたけれども。記憶をなくす以前の景時の描写が殆どないため、藤太達の怨みにいまいち実感を持てない点とか、朱理が忍部として里に潜入していたと言う設定が結局最期まで意味を持たせられなかった点とか、クライマックスのシーンに居合わせた人物の内、上月だけ、どのような想いを抱えているのかが十分に描かれていなかったため、立ち位置が掴みにくかった点とか、まあそんなところです。他には、景時と萱乃が惹かれ合って行く過程が不足しているような気もしましたが、これについては、好きとか嫌いに理由を求める私が間違っているのかも知れません。
佐久間さんの由良姫は、気が強くて自分勝手だけれど、どこか憎めない、可愛らしいお姫様でした。同じ人物の3つの年代をそれぞれ演じていらっしゃったので、様々な芝居が楽しめて良かったです。ダメ絶対音感のおかげで、顔を隠していても、喋った瞬間に佐久間さんだと分かりましたw
佐久間さん以外にも、今回は、以前DMF、カプセル兵団劇団ソコソコの舞台で見たことのある方々が大勢出演していました。具体的には21人中11人ですが、中でも山本さんと中野さんは、ずっとインセクトメモリシリーズ深山刑事怪党スズメとして見て来たので、別の役を演じている姿をみるのは、不思議でもあり、新たな印象を植え付けられもしました。
後は、中さんはさすがベテランですね。出て来ると、舞台上の空気がピリッと締まるのが、体感出来ました。


終演後、21時45分から10分間のアフタートークがありました。
MCがおぐらさん、田中さん、佐久間さんで、ゲストが松浦さん、園田さん、山本さん、湯田さん、前野さん。MC役は3人の筈なのに、殆どおぐらさんが1人で頑張っていたので、佐久間さんは全然喋りませんでした。う〜ん、残念w
アフタートーク後、山本さんが舞台から飛び降りて、お客さんと握手しながら、客席と客席の間の通路を通って捌けて行ったので、通路側にいた私も便乗して、握手して貰っちゃいました。