2010年3月22日アニメ感想

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト / 第十二話『蒼穹ニ響ケ』

う〜ん、フィリシアの行動に、いまいち共感が持てませんでした。大公の意に背き、ローマ兵血祭りに上げ、ローマ軍に攻撃の口火を切らせると言う、ホプキンス大佐の意図を最初から知っていて、それに対抗するために反逆まがいのことをしたのならば、そりゃ応援したくなりますけれども、どうも、やったことがなし崩し的に正当性を持っただけのように見えてしまいました。それとも、表には出て来なかっただけで、フィリシアは予め諸々の情報を得ていたのでしょうか。
それと、ノエルの過去の過ちと、それに対するアーイシャの許しも、強引に感じられました。いくら何でもあの短期間一緒にいただけで、アーイシャノエルの苦しみをちゃんと理解して許すと言うのは、少々都合が良過ぎやしませんか。
と、ケチばかり付けてしまいましたが、ヘルベチアローマの両軍が対峙する中、カナタのグリーンスリーブスによって、開戦が避けられたシーンには、感動させられましたよ。最初はあんなに喇叭が下手だったカナタも成長したんだなあって。最後の2話の脚本がもっとしっかりしていれば…と、惜しく思わずにはいられない作品です。