キューポラのある街

4月30日の夜から愛知の実家に帰省していたのですが、5月2日の朝、早々と関東に戻って来ました。とは言っても、東京の自宅へは戻らず、直接、埼玉は川口市へ。鈴木はるこさん出演の「昭和の懐かしい映像を活動弁士で楽しむ会」を観るためです。


会場は、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ4Fの映像ホール。開場10分前の12時50分に到着しましたが、結構人が集まっていました。連休中、しかも駅から近いわけではないこの場所に、そんなに来る人がいるのかなと言う心配は、余計なお世話でしたw 私は予約組でしたけれども、聞くところによれば、当日席は満席だったとのことです。


13時開場。ついつい前の方に行きたくなる悲しき習性で、最前列の真ん中に座ってしまいました。はるこさんには面が割れているので、これみよがしに分かり易い場所に座るのもどうかと思わないでもありませんでしたがw


13時30分、開演。
出演者は、活動弁士片岡一郎さん、声優のはるこさん、ベーシストの柴山寛史さん、ドラマーのJR・ロビンソンさん。昭和の懐かしい映像に合わせて、柴山さんとロビンソンさんが生で演奏を付ける中、片岡さんやはるこさんが弁ずると言った趣向でした。
構成としては、

演目 弁士
人形作り(埼玉ニュース) 片岡
凧揚げ(埼玉ニュース) 鈴木
幼稚園の新入生(埼玉ニュース) 鈴木
パトカー(埼玉ニュース) 片岡・鈴木
酒造り(埼玉ニュース) 片岡
スポーツ(埼玉ニュース) 鈴木
日本ニュース×5 なし(オリジナル上映)
東京廿四時 片岡・鈴木
無敵凹平の怪賊退治(紙フィルムのアニメ) 片岡
あばれキカンシャ(紙フィルムのアニメ) 片岡
スキー(紙フィルムの実写) なし(生演奏のみ)
喧嘩安兵衛 片岡・鈴木

と、こんな感じになっておりました。
いや〜、弁じ方にもそれぞれ個性が出るものですね。本職の片岡さんも勿論素晴らしかったですが、はるこさんの幼女からお婆さんまでの演じ分けは、声優ならではかなと感じました。台本も結構遊んでいて、くすっとさせられましたw
紙フィルムは、さいたま市在住の飯島進さんの寄贈によるものですが、当日は9点の中から3点が上映されました。かなり貴重なものを見ることが出来ましたよ。アニメはなかなかにシュールで、ある意味面白かったですw そして実写のスキーは、これが紙のフィルムかと思わずにはいられない程、迫力がありました。あるいは、NHKのデジタル化の技術力がスゴいのかもしれませんが。
喧嘩安兵衛」は、実は観るのは2度目。4年程前、澤登翠さんが弁ずるのを観たことがあります。今回はそのお弟子さんである片岡さん(とはるこさん)の弁で観ましたが、やはりこれも、師弟とは言え、弁じ方は人それぞれだなあと改めて。


喧嘩安兵衛」の前には、司会の方が出演者に話を聞く時間があったのですが、はるこさんは片岡さんに挙動不審と突っ込まれていましたw そして、今後の活動について聞かれると、何でもやりたいと答え、客席にいるかもしれない関係者の人に、仕事を募集していましたw


最後に同じ施設内にある公開ライブラリーの宣伝があって、14時45分、イベント終了。「終了予定15:00」とのことでしたが、後に予定がある身としては、早めに終わってくれて助かりました。


終演後、はるこさんに感想を送ったのですが、文章を推敲している内に、「今まで活動弁士を見たことはあまりなかったのですが」が「今まで活動弁士を見たことはなかったのですが」になってしまっていたことに、後で気付きました。嘘を付いてしまったw