4日後が楽しみ

佐久間紅美さん出演の、LED第9回公演「仮面舞盗会 序ノ舞 〜Masquerade for Phantom」の初日を観て来ました。


会場は、恵比寿エコー劇場。劇団の方から2作品セット券を買ったら、席は最前列でした。暗転中でも「皇帝の夜光の時計」を盗んだのが誰だか分かるくらい、近かったですw


19時、怪人二十面相による前説があって、19時5分、開演。終演は、20時35分。
出演者等(敬称略)は、以下の通り。

原作
江戸川乱歩
脚本/演出
直塚和紀
キャスト
明智小五郎田中精
小林芳雄佐久間紅美
緑川勢子:畑満美子
手塚龍之介:かねこはりい
手塚昌一:藤巻勇気
手塚雪子:園田綾香
島村紅緒:迫水由季
里見絹枝:青木五百厘
里見芳枝:鄭美奈
中村善四郎:大曽根徹
今西庄三:森澤幸司
星野竜子:にしだみき
蛭田洋一:小林永幸
重盛泰久:加藤雅彦
雨宮潤一:湯田昌次
江川蘭子:西島未智
蛭田魁二:北村智晃
平井太郎麻生千稀

1時間半と、若干短めの時間の中、テンポ良く話が展開して行って、集中力が途切れることなく最後まで観ることが出来ました。2時間を超えるような舞台ですと、さすがに頭も疲れて来ますし、かと言って休憩を挟むと、気持ちがリセットされてしまうので、コンパクトにまとめられるのならば90分くらいがちょうど良いのかもしれませんね。
内容は、数々の江戸川乱歩作を元にしたオリジナルストーリー。登場人物や設定は、「黒蜥蜴」、「青銅の魔人」、「蜘蛛男」、「人間豹」、「人間椅子」辺りから取られていました。小林少年、警察、陸軍、黒蜥蜴、青銅の魔人、「二十面相」など、各勢力の行動と思惑が交錯して、なかなかに面白かったです。1つケチを付けるとすれば、「二十面相」の正体が明かされるまでに、その出身・背景について、ちゃんと伏線を張って欲しかったことですかね。
紅美さんは小林少年役。実質的な主人公です。紅美さんと言えば、舞台ではお姫様的なヒロイン役(しかも最後は死ぬ)が多い印象があったので、少年役とは意外でしたが、これがハマっているの何のって。舞台上を元気良く駆け回るその姿は、好奇心旺盛な少年そのものでした。表情も良かったですね。特に、冒頭で二十面相を明智が追い詰めたところのしてやったりな顔や、舞踏会を開きましょうと決意した時の顔とか。


チケットが紅美さん扱いだったと言うことで、終演後はロビーで紅美さんからプレゼントを貰えることに。サイン入り写真2種の内、好きな方を頂けました。紅美さんによると、終ノ舞もまたすごいことになるらしいです。握手をして貰って、劇場を後に。