男は黙って野糞

『「金田朋子」「浅野真澄ダブルトークショー』に参加するため、第18回青駿祭@日本大学理工学部駿河台キャンパスに行って来ました。


会場は、1号館6階のCSTホール。先週日曜の配布時にはやや整理券のハケが悪かったように思いましたが、結局ほぼ埋まったようです。私の席は2列目右方で、端ながらステージには近くて嬉しい限り。


13時前、金朋さんによる前説アナウンス。何度も噛んだり、詰まったり、「場内」を「ばない」と読み間違えるなど、前説から笑いを取っていました。
13時過ぎ、浅野さんによる前説アナウンス。金朋さんの声真似でやっていました。「ばない」も再現。時々声が元に戻っていましたが。


13時5分、司会役の大山美佳さん登場。すぐに金朋さんと浅野さんも登場して、トークショーが始まりました。

  • 紹介

まずは大山さんが、金朋さんと浅野さんのプロフィールを紹介しました。
金朋さんのデビュー作として、まもって守護月天!(長沙役)が挙げられていましたが、金朋さんは長沙を始めとして非人間役が多く、人間役は2割程しかないそうです。
浅野さんの紹介では、デビュー作に言及がなく、いきなり第1回声優アワードベストパーソナリティ賞受賞となっていたので、浅野さんは、「声優業界をラジオパーソナリティだけで生きてきたと言いたいんですか」と邪推していました。「あきたけんしゅっしん」と聞いて、何故か「秋田県」ではなく「秋田犬」のことだと思う金朋さん。

大山さんが質問を読み上げて、それに金朋さんと浅野さんが答えて行く方式でした。

    • 日本大学理工学部の印象

浅野さんは、理工学部は女子が少なくて、男子にモテると言う印象。
同じく女子が少なかった関東学院大学工学部建築学科卒の金朋さんは、モテはしなかったものの、周りの人には色々助けて貰っていたようです。そんな金朋さんの理工学部のイメージは、「ネジ」。

    • 御茶ノ水のイメージ

金朋さんは、「歯医者」「カエル」と言った、理解不能のコメント。
これに対して浅野さんは、楽器店が多いなど、まともなことを言っていました。

    • 声優になったきっかけ

金朋さんは、昔の仕事仲間に「最近のように不況になったら真っ先にクビになるから、声優になれてよかったね」なんて言われているそうです。一般人時代、声を出すと「声優ですか?」と良く言われていた金朋さん。習い事をしようと思って、マイナーな習い事=養成所に通うことにしたとのこと。
浅野さんは、声優サマースクールでグランプリを取った話をしました。業界のことを何も分かっていなかった浅野さんは、草尾毅さんにいきなり年収を聞くなど、無礼なことをしてしまいましたが、草尾さんはその時のことをしっかり覚えているようです。

    • 初めての役

金朋さんは、初めての収録が古いスタジオであるタバックだったので、印象は「暗い」「モグラになった気分」。服巻浩司さんとカップルの役(役名なし)だったのですが、台詞を当てようとしたら、役が画面上を走って通り過ぎてしまい、声を合わせられなかったなんて失敗談も。
浅野さんは、タイムボカン2000 怪盗きらめきマンのトッタルふくろ。周りが大御所だらけなのに、色々と迷惑を掛けてしまったと恐縮していました。

    • 1番印象に残っている役

金朋さんは、ボボボーボ・ボーボボの田楽マンを挙げました。青二率の高い現場でホームのような雰囲気だったとのこと。兼役で犬をやることになった際には、小野坂昌也さんに「田楽マンになるなよ」とプレッシャーを掛けられるなど、愛の鞭を受けていたと話しました。プレッシャーを掛けられた金朋さんは、犬なのに思わず「ニャン」と言ってしまったそうです。
浅野さんは、怪談レストランのレイコについて語りました。収録は、先程も話題に挙がったタバックで行われ、謎の音が鳴るなどの怪奇現象が起こっていたようです。そんな時には、優希比呂さんが意味深なことを言って、浅野さんと白石涼子さんを怖がらせていたとのこと。

  • おねがいBOX

来場者から事前に寄せられたアンケートを箱から引いて、そのリクエストに金朋さんと浅野さんが応じて行きました。

    • 最近あった良いこと(金朋さんへ)

金朋さんは何故か電車で席を譲られることが多く、お爺さん&お婆さん、サラリーマンと、段々譲ってくれる人の年齢が下がっているので、次は子供に譲られたらどうしようと悩んでいました。でも、席に座れること自体は嬉しいそうです。

    • 今欲しいもの(浅野さんへ)

外貨」と答える浅野さん。今はドルが安いので、ドル建て外貨預金をしようかと思っているそうです。

金朋さんは「マカロニ、冷めちゃった」と、グレーテル声で言いました。金朋さんの説明が要領を得ないものだったので、ブラクラ未見の人は、マカロニ=イタリアマフィアだとは分からなかったと思います。

TVシリーズでは1話しか出ていないのに、劇場版にも出演して、さらには今度はさいたまスーパーアリーナにも立てると言う気持ちを込めて、浅野さんは「ごっつぁん」と言い放ちました。

    • 好きな食べ物(金朋さんへ)

デンプン」と即答する金朋さん。ジャガイモ、中でも特に新ジャガがお好きなようで、ポテトチップスに使われるジャガイモが新ジャガに切り替わったのを見分けることが出来るなど、新ジャガについて熱く語っていました。

    • 透明人間になれたら何をしたい?(浅野さんへ)

人に怒られてしまう浅野さんは、怒られない人の生態を観察したいそうです。怒られない人の例として、堀江由衣さんを挙げていました。
ちなみに金朋さんは、「生態」を「声帯」と勘違いして、トークを遮っていました。金朋さんは、浅野さんは難しい言葉を使うと文句を言っていましたが、金朋さんが言う難しい言葉とは、例えば「運用」です。

  • 質問コーナー

青駿祭実行委員の人が、金朋さんと浅野さんに質問をして行きました。

    • お互いの性格を1文字で表すと?(2人へ)

金朋さんは浅野さんを「金」と表現しました。先程も外貨預金の話をしていましたし、まさにピッタリです。
これを受けて浅野さんは、金朋さんを「虫」と評しました。近くでブンブン言っているイメージだそうです。

    • 金朋さんをお話に登場させるなら、どんなキャラにする?(浅野さんへ)

短くなってもう上手く描けない、黄色のクレヨンだそうです。描き易くするために爪楊枝を後ろに刺すシチュエーションを想定して、金朋声で「そこはお尻…」と真似をする浅野さん。

  • トークショーでやってしまった失敗(金朋さんへ)

今日も椅子に上手く座れなかったように、トークショーでは失敗ばかりの金朋さん。先日も、豆乳鍋を注文しようとして、「糖尿鍋」と言ってしまったそうです。

    • 別の仕事に就くなら、何をやりたいか?(浅野さんへ)

浅野さんは、いつもの「老後は講演会をして周りたい」話をしました。講演会は顎足付き、出演料として封筒が立つくらいのお金が貰えると、目を輝かせて語る浅野さんは、またお金の話かと、金朋さんに突っ込まれました。

    • 声優をやっていて良かったこと(2人へ)

悩みを抱えていた人から、金朋語録を見たら悩んでいるのがバカらしくなったとの手紙を貰って、金朋さんは嬉しかったそうです。
浅野さんも、twitterなどで反応を貰えるのが嬉しいと語りました。

  • ジャンケン大会

金朋さんと浅野さんのサイン色紙×5が、ジャンケン大会の勝者に与えられました。
勝者は、壇上で色紙に自分の名前を書いて貰えたのですが、最後のが古風な格好良い名前で、金朋さんが食い付いていました。

  • 挨拶

最後に金朋さんと浅野さんから挨拶がありました。
金朋さんからは、twitterをやるかもとの発言がありました。実際始めたら、フォロワー数が急激に増えそうな気がします。
浅野さんは、他にも学園祭に出るので来て下さいとのコメント。


終演は、14時5分。1時間のイベントでしたが、色々な話が聞けて、内容が濃かったです。そして、金朋さんは面白過ぎる。