号泣のファフナー

高城元気さん出演のアフリカ座の舞台「蒼穹のファフナー 〜FACT AND RECOLLECTION〜」を観て来ました。


会場は、池袋のシアターグリーン BIG TREE THEATER。14時ぎりぎりに到着したら、石井真さんによる前説アナウンスの真っ最中
私の席はB列真ん中で、舞台からはかなり近い位置でした。


14時5分、開演。終演は15時55分、2時間弱の舞台でした。
出演者等(敬称略)は以下の通り。

原作
XEBEC冲方丁
脚色
アフリカ座〔中山浩・山元彩〕
演出
中山浩
キャスト
羽佐間翔子松来未祐
羽佐間容子葛城七穂
真壁一騎武田知大
皆城総士高城元気
遠見真矢阿井莉沙
カノン・メンフィス:山元彩
近藤剣司:月原康智
要咲良:山﨑ゆりか
小楯衛:実方隼人
春日井甲洋:薮中亮平
真壁史彦:中谷一博
遠見千鶴篠原恵美
要澄美:岩野未知
近藤彩乃:鷹月笙
春日井正浩:タナカ・G・ツヨシ
堂馬広登:幸道惇也
2年生女子〔告白〕:増田葵
2年生女子〔まじめ〕:末富えりか
2年生女子〔だめキューピッド〕:石上静香
2年生女子〔天然〕:箸本のぞみ
2年生女子〔優等生〕:宮城美寿々
2年生男子〔バカヤンキー〕:市村和樹
2年生女子〔図書委員〕:武田香利
2年生男子〔正義漢〕:大熊将成
2年生女子〔運動少女〕:矢木愛実
皆城公蔵(声)宗矢樹頼
開演アナウンス石井真

舞台版ファフナーは、翔子を主役に据えて、アニメ1話から6話が描かれていました。カノンが出ているのは、容子がカノンに対して、翔子のことを語ると言う形式になっていたからです。その話を聞いたカノンがこれから蒼穹作戦に臨むところで舞台は終わっていましたから、ある意味ではカノンももう1人の主役と言えるかもしれません。出番は少なかったですけれども。
舞台化の話を聞いた時から、一体ファフナーをどうやって舞台にするのかと不思議に思っていたのですが、ファフナーフェストゥムなどは全て音響や照明の演出で表現されていました。高低差を付けるための舞台装置は多用されていたものの、その他の大道具は一切なし。中途半端にアニメを再現しようとはせず、こう言った思い切った演出手法を採ったことは成功だったと思います。ただ、こう言えるのは私がアニメ本編をちゃんと観ていたからであって、未見の人が戦闘の様子を脳内補完するのは難しかった気がします。あくまでもこの舞台は、本編視聴者向けだったのではないかと。
高城さんは、もう見た目がまんま総士で、アニメ本編のキャストではないものの、まさにピッタリの配役でした。ただ、総士用の低い声だと、滑舌がちょっと気にはなりました。
主役の松来さんは、初舞台とのことでしたが、堂々たる役者っぷりでした。見た目も立ち居振る舞いもまさに少女と言った感じで、実に良かったです。


終演後は、16時20分までアフタートークが行われました。司会役は白石稔さんで、トーク参加者は、松来さん、武田さん、高城さん、阿井さん。武田さんは何故か「ベジター」の被り物をしての登場でした。
松来さんは、初舞台で緊張したそうです。6年前のアニメで翔子としての人生は全うしたと思っていたが、今回また翔子を演じられて嬉しいとも語りました。
高城さんは、舞台に出演するに当たってアニメDVDを見ていたら、6話で翔子が死んでしまって驚いたそうです。リアルロボットモノだけれども、ひょっとしたら後で生き返るかもと思って見続けたら、やっぱり死んだままだったとのこと。
松来さんは当時、翔子途中退場すると言うことを予め知らされていなかったそうです。その後は制作の人に7話で退場すると教えられたものの、本当はさらに1話早くて6話で、二重にショックだったようです。
途中からは、石井さん、葛城さん、篠原さんと言ったオリジナルキャストも加わって、トークが繰り広げられました。石井さんは客席からの登場で、やたらと腰が低いのが印象的。あの独特のトークは相変わらずでした。