2010年12月27日アニメ感想

探偵オペラ ミルキィホームズ / 第12話「ミルキィホームズの帰還」

トイズを取り戻したMHとアルセーヌの間で、超能力大合戦が勃発。歓喜の余り、幻惑を実体化することまで可能になるとは、アルセーヌはどこぞの愛染様より強くなってしまったような。MHの中では特にシャロのパワーアップが著しかったですね。1kgの制限なんて全くなかったことに。アニメ放送前、この作品は推理モノ能力バトルモノだと思っていたものですが、最後に派手なトイズ勝負が見られて良かったです。
それに対して推理要素は、MHが胸の感触でアルセーヌ=アンリエットと気付くと言う、ヒドいものでした。しかも記憶喪失&トイズ喪失で結局元の木阿弥に。まあ、これがミルキィらしいオチですかね。「色々あったけど」「もうどうでもいいわ」と言う台詞に、この作品の全てが集約されているような気がします。
TVCM以外で私がミルキィ接触したのは、tvkアニメまつり2010が初めてだったのですが、あの時はアニメがここまで面白くなるとは全く思っていませんでした。この3ヶ月間、本当に笑わせて貰い、楽しませて貰ったことに、今はありがとうと言いたい気分です。

おとめ妖怪 ざくろ / 第十三話:おわり、燦々と

沢鷹でも歯が立たない程の力を得た乱杭の暴走神がかりの里は壊滅状態に。でもそんな乱杭も、覚醒した西王母桃に一刀両断。この作品を観る上で、そんなに戦闘シーンには重きを置いてはいませんでしたが、それにしたってあまりにもあっけない幕引きでした。とは言え、口上好きとしては、最後の戦いに際してちゃんと西王母桃が長めにやってくれて、満足です。
沢鷹は死亡・半妖姉妹は生存と言うのが、前回終了時点での私の予想兼願望だったのですが、橙橙は死んでしまいましたか…。姉に看取ってもらえたのが唯一の救いですかね。沢鷹と百緑については生死不明で済ませるのかと思ったら、最後にさわやかな笑顔で出て来て思わず吹きそうになりました。しかし、こう言う描写をしたと言うことは、橙橙は確実に死んでいますね…。
妖人省の解散に伴って、三者三様の別れ。冷やし飴の件では鈍感っぷりを発揮していたのに、気持ちを知りたくないと言う薄蛍を強く抱きしめるとは、やはり利劔はやる時はやってくれる男だったなあ。どことなく子供っぽい雪洞・鬼灯と丸竜の遣り取りには、思わず頬が緩んでしまいました。そして、「西王母桃くん、好きだ」「好きよ、私もあんたが」と告白し合って、口付けを交わす西王母桃と景には、ニヤニヤさせられっぱなしでした。敢えて口元を映さないのが、また心憎い。