当時8歳でした

折笠富美子さん出演の舞台、AMUSE×PEOPLE PURPLE 『ORANGE』の初日を観て来ました。
けいおんライヴと被ってさえいなければ、アフタートーク付きの日曜日に観に行ったのですけれども。


会場は、渋谷パルコ パート1の9階にあるPARCO劇場
先行でチケットを取ったら、割り当てられた席は6列目中央付近。前の方で、かつ舞台の右端と左端をぎりぎり同時に視界の中に捉えることの出来る、良い場所でした。


19時、開演。20時25分から35分までの10分間の休憩を挟んで、終演は21時35分。正味2時間25分の舞台でした。
キャスト等(敬称略)は以下の通り。

作/演出
宇田学
出演
特別救助隊 小日向士長音尾琢真
特別救助隊 石丸士長:植木豪
消防隊 杉浦司令補:東根作寿英
救助隊 東士長田島ゆみか
消防隊 山倉士長:林剛史
消防隊 中村消防士:胗澤貴彦
特別救助隊 高橋司令補:植村好宏
消防隊 山倉亜紀士長:森下仁佐恵
消防隊 袋小路消防士:袋小路林檎
本部 小日向夏希:鎌田亜由美
救急隊 後藤司令補:永田耕一
木村優子折笠富美子
特別救助隊 内藤士長:山本崇史
桜井司令山田幸伸

阪神淡路大震災から10年後の神戸を舞台に、消防士達の活動を描いた作品。既に前半の段階で、山倉を殺そうとする脚本の意図が透けて見えていたので、後半で実際に山倉が死んだ時にも、あまり気持ちは盛り上がれませんでした。まあ、震災の回想シーンで、「おばちゃん」が火事で死んでしまった時には、泣かされたりもしたのですけれども。
にしても、あの袋小路って登場人物は、この物語に必要なんですかね。あんなのが震災の記憶が消えない神戸に消防士としてやって来るなんて、ブラックジョークか何かですか。それに袋小路と言う役を丸々削れば、時間的にもっとコンパクトな舞台になった筈です。
折笠さんは、殉職した山倉の婚約者役での出演。葬式で遣り場のない感情を抑え切れず、小日向石丸に詰め寄った時なんかは、実に鬼気迫る芝居でした。勿論、山倉とのデートシーンではとても可愛らしくて、それもまた良し。