2011年4月5日アニメ感想

花咲くいろは / 第1話 十六歳、春、まだつぼみ

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事前に公開されていたPVでは、民子の「死ね!」やスイの平手打ちなんかが印象に残るように作られていて、昼ドラ感満載の作品になるような雰囲気だったのですが、蓋を開けてみれば、そこまでドロドロしていなかったですね。登場人物の中で本当に理不尽なのって、母親の皐月だけですし。緒花の境遇がそこまで不幸に見えないのは、緒花の前向きさと伊藤かな恵さんの声によるところも大きいとは思いますが。
脚本は岡田麿里さん。あの公園での告白シーンなんかはまさに岡田節だなあと感じました。岡田さんと言えば、やはり思春期の少女の心理描写には卓越したものがありますから、主要登場人物の層から言ってまさにピッタリではないかと。
今後、緒花は周りに影響を受けて変わって行くと思いますが、でもあの都会っ子的な部分も割と好きなので、あんまり田舎に染まり切って欲しくはないかなあ。喜翆荘側の人間も緒花の登場によって変化して行くことでしょう。個人的好みで言えば、緒花4:喜翆荘側6くらいの割合で歩み寄って欲しいところ。
そうそう、nano.RIPEの歌もこの作品に合っていますね。初めてライヴハウスnano.RIPEの曲を聞き、そのファン層を見た時には、ランティスも変わった人達を取ったものだと感じたりしましたが、こう言うアニメアニメしていない作品にはとても良く調和します。