黒いドリンク

この前の日曜日、「劇場版そらのおとしもの 時計じかけの哀女神(エンジェロイド)」を2回観て来ました。
ずっと心待ちにしていたのですが公開直後は都合が付かず、先週末に名古屋まで観に行こうと思っていたところ、たまたま舞台挨拶も重なって嬉しい限り。


名古屋駅近くのゴールド劇場には8時55分着。映画自体は公開から1週間経っていることですし、声優イベントとしては舞台挨拶は出演時間的にそれ程オイシイものでもないので、チケット発売開始から1時間以上も前から並んでいる人なんて10人いるかいないかぐらいじゃないの?なんて甘い見通しでいましたが、実際は既にかなりの人が並んでいました。
そんなわけで入場整理券を手に入れるまでに、発売開始の10時から35分も経過。ゴールド劇場は整理番号式の全席自由席なのですが、私の番号は13:55の回が125、16:45の回が34となりました。
無事整理券を確保した後は、パンフレットを購入したり、水無月すう先生や福原香織さんのサインを撮影したり、



オリジナルドリンク「そはら」を飲んだりしました。


コーラをベースに何やかやが入っている、この怪しいドリンク。決して飲めないような味ではないですが、かと言っておいしいかと言われると…。


開場はそれぞれ開演の30分前で、整理番号順に呼ばれての入場でした。1回目は5列目左、2回目は2列目右を確保。空いている席の中でなるべく前に座ったらこうなったのですけれども、1回目は首が痛くならない距離から鑑賞出来て、2回目は舞台挨拶を間近で観ることが出来て、結果的には良かった良かった。


舞台挨拶1回目は、上映終了後の15時40分から16時5分までの25分間。司会役は角川書店のチババこと千葉淳さんでした。
まずは野水伊織さんと美名さんが登場して挨拶。岐阜県出身の美名さんは地元での舞台挨拶と言うことで、大阪へ向かう行きの新幹線からテンションが高かったそうです。
ここで会場の一体感を高めるため、お二人をフォローする用の「ドンマイ!」やら、コールアンドレスポンス式の「ギャルに?」「モテモテ!」やらを振り付きで練習。バスツアーに非参加でニコ生特番も観ていない人は、突然のことに面食らったかもしれません。
この舞台挨拶は上映終了後と言うことで、トークはネタバレ全開。OPはまさかの宮内タカユキさんによる「超☆愛(マジラブ)合体!!エンジェロボ!!」でしたが、美名さんはてっきり保志総一朗さんが歌うと思っていて驚いたそうです。
劇場版はTVシリーズの総集編部分も全て新規にアフレコをしていますが、野水さん曰く、キャスト陣は同じシーンを久しぶりにアフレコすることに対して、1期の頃と変わっていたらどうしようと緊張していたそうです。しかしいざ始まってみるとすぐに1期のままの雰囲気になったとのこと。
この劇場版の見所について、野水さんとしては、ニンフの可愛いシーンと格好良いシーンのギャップだそうです。これに対して美名さんは、斎藤久総監督の細かいこだわりを観て欲しいとのこと。例えば、そはら・ニンフアストレアの3人が、智樹と日和が付き合ってるんじゃないかと目撃証言を語り合う時の字幕の出し方とか。
印象に残っているシーンについては、野水さんは、Ζを破壊させまいと遮るイカロスニンフが「どいて!」と言う場面を挙げました。ニンフだって壊したくないけれど、自分がやらなければならないとの想いが一言に良く現れているのだそうです。これに対して美名さんは、新大陸発見部員から制裁を受け寿司にされてしまった智樹を日和が見兼ねて助けに行くのを、そはらが見ている場面を挙げました。美名さんとしては、そはらはアドリブを入れ易い娘で、今まではこう言うちょっとしたシーンには積極的にアドリブを入れていたそうですが、日和の智樹に対する想いにそはらが気付くこのシーンでは、敢えて何も言わないようにしたとのことです。
最後は抽選会。美名さんが名古屋(758)の7を当選番号に選んで、整理番号の下一桁が7の人に、一部前売り券の特典だった智樹&アストレアシールがプレゼントされました。


舞台挨拶2回目は、上映前の16時45分から17時10分までの25分間。司会役は同じくチババさん。
今回はまず美名さんが、名古屋の舞台挨拶用の衣装についてあれこれと語りました。美名さんは黄色、野水さんは水色の同じデザインの衣装を着ていたのですが、これは2着とも美名さんが用意したものだそうです。自分の衣装を買いに行った先で、野水さんに似合う水色の服を発見した美名さんは、それを野水さん用にサプライズで持って行くことを決め、残った色の中から店員さんに相談して自分に合う色を選んだとのこと。友達にペアルックを買って行く自分のことを店員さんはどう思っただろうかと気にする美名さんに対して、野水さんは芸人だと思ったんじゃない?と回答。その流れで美名さんが芸人っぽく「美名で〜す!」と挨拶して野水さんの方を見たのに、野水さんは「野水で〜す!」と言うことはなく、華麗にスルーしていました。
ギャルに?」「モテモテ!」の練習をした後は、この劇場版の見所についてお二人が語りました。とは言え、2回目の舞台挨拶は上映前と言うことで、見所もネタバレを避けた曖昧な物言いになってしまいました。
劇場版の話が決まった時、野水さんは、ラジオでずっと前から「飛び出せ、ポップコーン!」と映画化を願っていたこともあって喜ぶと同時に、内容的に映画館で公開出来るのだろうかと(冗談半分で)心配もしたとのこと。美名さんを含む他のキャストも、同じような反応だったようです。
そして抽選会。今度は野水さんが名古屋(758)の5を選んで、整理番号下一桁が5の人にシールがプレゼントされました。
最後の挨拶では、感極まった野水さんが泣き出すと言う場面も。その後、美名さんも泣きそうになっていました。


地元凱旋でテンションの高い美名さんと、それ程でもない野水さんの温度差が楽しい舞台挨拶でした。
劇場版そのものの感想は別記事へ。