二条乃梨子考 その2

乃梨子リリアンの中では異色の存在です(最近そうでもなくなっちゃったような気もしますが)。学校はずっと公立で、リリアンに入る気はさらさらありませんでした。
だから「頭、痛い……。何なんだ、この学校――」なんて思ったりするんですが、そんな姿勢は薔薇様に対しても変わりません。「チェリーブロッサム」でも祥子様と令様に対しても一歩も引きませんでしたし。
特に印象に残っているシーンと言えば、「ロザリオの滴」で祥子様と口論したところでしょうか。あの祥子様に向かって、「年功序列反対!」なんて言えるのは乃梨子しかいないですよ。
あ、もちろん同じ薔薇様でも志摩子さんは別です。一緒に帰ろうと言われて、「わ、嬉しい」と可愛い反応をしてしまうぐらいですから。志摩子さんの前で見せる態度と普段の態度とのギャップが乃梨子の魅力の一つですね。