次巻もまた六年後とかは勘弁して欲しい

肉じゃがコロッケを買った筈なのに、中身は黒豆コロッケでした(挨拶)
値段は一緒ですけど、このやりきれない気持ちは何だろう?
とそんなことは置いておいて、Cobaltを買いに本屋へ行ったら、ついでに買ってきてしまいましたよ、これを。

ライトノベル完全読本 vol.3 (日経BPムック)

ライトノベル完全読本 vol.3 (日経BPムック)

ライトノベルを、と言うか小説自体をあまり読まないので、あまり読む所はないかな、と思っていたのですが、アルスラーン戦記の特集と田中芳樹のインタビューが載っていたので。
ぱらぱらと見ていると、王道シリーズの第二位に薬師寺涼子の怪奇事件簿が入っていたりして、まさかあれが入っているとは思わなかったので、ちょっと驚きました。
ツッコミ所としては、冒頭のカラーページの「複数の作家が参加したシリーズは」に田中芳樹の「灼熱の竜騎兵」と「七都市物語」が挙げられていましたが、あれは「シェアードワールド」とか「シェアードワールズ」なんてカッコイイ名前が付いていますが、単に原作者が続きを書くのが面倒臭いので他人に丸投げしただけのような。
で、アルスラーン戦記特集の方は、六年半ぶりに新刊が出たことが関係していると思いますが、この新刊の「著者のことば」の所に「できたぞ!読め。」って書いてあるのを見た時は、さすがにそりゃないだろ、な気分でした。と言うか、インタビューにある通り、この次は「皆さんの予想よりも早く出せる」のかどうか、疑っている自分がいます。
田中芳樹は色々とシリーズものを書いていますが、完結したのは「マヴァール年代記」と「夏の魔術」シリーズの二つだけですからね。しかも後者は途中で八年に及ぶ中断がありました。残りのシリーズは全て完結してないのですが、たとえば「タイタニア」の第四巻は、ずっと近刊予定のままですし「自転地球儀世界」に至っては、他人に丸投げしたのに、その作家さんも続きを書かないと言う有様です。あ、そもそもレーベル自体があってないような感じになちゃってますが(徳間デュアル文庫のことです)。
とりあえず「アルスラーン戦記」と「創竜伝」と「薬師寺涼子の怪奇事件簿」ぐらいは完結させて欲しいと思う今日この頃。