第1回ラジオ感想

始めに断っておきますが、地上波とウェブ合わせて週に10本も20本もアニメ系のラジオを聴いている身としては、かなり厳しい感想になります。それに何と言ってもマリみてですからね。


収録されたのはヴァレンタイン後のようですが、以前植田佳奈さんが「ヴァレンタインは女の園にいる」みたいなことを言っていたので、てっきりラジオの収録だと思っていました。いや、他のマリみて関係のものかもしれませんが。


最初はフリートークふつおたでしたが、う〜ん、これってあんまり面白くないような…。いや、声優さんの話に興味がないわけではないですが、あれじゃ作家のやることがありませんね。妙に奇を衒ったコーナーなんかは必要ありませんが、パーソナリティに丸投げって言うのも何だかな〜と思います。
そう言えば、声優が役を自分と同視するのが好きではないと言う方もいますが、でもそれは役に入り込んでいるからこそだと思います。そうでもないと、とても演技なんてできないと言うか…。いや、原作から入った方としてはごく自然な反応だと思いますし、間違っていると言うつもりもありませんが。


で、期待と不安、じゃなくて不安と不安で一杯だったラジオドラマ。え〜、結果から言いますと、予想通りでした。要するにダメだったってことです。
まずは、卒業式前に過労と寝不足で祐巳が倒れたことを知っている祥子さまがあんなことをするわけはありませんよね。あれじゃ祥子さまは本当に鬼ですって。
と言うかあのドラマの時期っていつなんでしょう?冒頭の祥子さまと令さまの会話からすると二年目開始直後のように思えますが、由乃さんの剣道云々がありますからレイニー以後ですかね?でもそれだと乃梨子がいないのは何故?いや、乃梨子好きだから乃梨子が出てなかったことに不満を抱いているわけではありませんよ。むしろあの出来ならば出ない方が良いです。そこまで言うかって感じですが、まあ厳しめに評価すると最初に言いましたし。
台詞の言葉遣いにも違和感を感じることが多かったです。オリジナルですから仕方がない部分もあるかもしれませんが、祐巳由乃さんや志摩子さんに対して敬語になっていたのはどう考えてもおかしいと思います。丁寧にお礼を述べている感じを出す意図があったとしても。
祐巳の謀反について、あれはあれですか、祥子さまは祐巳に対して潜在的に不信感を抱いていると言うことですか?しかも瞳子が祥子さまに従っていると言うことは、瞳子の方をより信頼しているってこと?いや、パロディとして見るのならばそんな細かいところを気にしてはいけないのかもしれませんが、パロディとしてははっきり言ってつまらないです。そりゃあの魅力的な登場人物と舞台設定を使えば、どんな話でも一応聴くに耐えるものにはなりますけど…。もうちょっと何とかして欲しいところですが、もう収録はかなり進んでいるか、もしかしたら終わっているかもしれませんから、いまさら言ったところでどうにもならないかも。
良かったことと言えば、久しぶりに釘宮理恵さんの瞳子の演技を聴くことができたことぐらいですかね。さすがアイムの演技派声優と言われるだけのことはあります。いや、「演技派声優」って言葉はある種の形容矛盾のような気もしますが、アイムには「非演技派声優」が多いですから…。


と言うわけでトークの方もドラマの方も…でしたが、まあ、次回も聴きますよ。そして不平不満をブログに書き綴り、それを読んだ方を不快な気分にさせるわけです。分かっているなら止めろよって話ですが、性分なのでご容赦を。