一般のお店では買いにくいジャケット

今日は↓の感想。


サントラ2と言えば、まず「歴史は語る」ですね。第17話の遺跡のシーンで登場して以来、重要なシーンで使われていたワルツ。最終話では古代シムーンが朝凪のリ・マージョンを描くところから流れ始めました。そして途中で明るく転調したところでアーネヴィの翠玉のリ・マージョンですよ!あの転調するところは非常に印象に残ります。
そしてサントラ2には「歴史は語る」のアレンジがたくさん収録されています。ざっと挙げると「必然と涙」・「明日への勇気」・「約束の朝に」・「孤独な巫女」・「優しい風の薫り」・「空に描く夢」がそうですね。それに加えて「混沌」の一部にはメロディーが使われています。驚くことにサントラ2の収録曲の内、約3割は「歴史は語る」とその関連曲で、これらなしにはサントラ2は成り立ちません。数多いアレンジの中では、特に「明日への勇気」が好きです。この曲はサントラ1で言うところの「大空のアウリーガ」のようなもので、壮大なアレンジとなっています。
他にワルツとしては「華麗なる舞踏室」がありますが、ちゃんとタンゴ調の曲「独りの勇気」もあります。第16話以降の次回予告で使われている曲ですね。バンドネオンとギターの奏でるハーモニーが良い!
思わせぶりな曲名が付いているものの、遂にアニメで使われなかったのが「伝説のリ・マージョン」。てっきりアーネヴィが翠玉のリ・マージョンを描くシーンで使われると思って、どんな感じになるのか妄想していたのに!w でもあの最終回にはこのような明るく開放感溢れる曲が使えなかったのも理解できますけどね。もし使っていたら、アーネヴィのその後を描かなかった意味がなくなってしまいますから。
他にはロードレ@ぱよぱよの子守歌もちゃんと入ってます。この歌の歌詞を解き明かせば、シムーンの謎が分かるかもしれない…w
収録曲の1番最初と最後にはオルゴール曲が入っています。最後に段々とオルゴールの音が遅くなって消えてしまうのは、まるでアニメ最終回の終わり方そのもので寂しさを感じさせますね。


サントラ2のブックレットは豪華です。まず7頁使って、コール・テンペストのメンバー紹介。各登場人物ごとに作監AS姐によるコメントが付いています。
そして「音響スタッフ座談会」。これが10頁もあるのですが、色々と貴重な話が載っていてファン必見です。シムーンが始まってすぐの頃、私は音楽がちょっとうるさ過ぎやしないかと思っていたのですが、そう感じたのはシムーンの音楽の使い方が変わっているからだったんですね。今ではその音楽の使い方にすっかり惚れ込んでいますがw