2006年9月14日アニメ感想

ハチミツとクローバーII / chapter.12

いや〜、何だかすごく綺麗に終わりましたね。「あれはどうなったの?」とか「まだ解消されていない伏線が…」とか、そう言うのが殆どない。
唯一説明不足だったのは、真山が森田さんを探し出した方法。時間が足りなかったのか、藤原デザイン関係のシーンがカットされたので謎として残ってしまいました。野宮さんと山田さんの関係はEDでフォローされていましたけど、さすがに映像だけでは捜索方法を説明できないからなあ。
とは言うものの、他はもう完璧ですね。まさか会社を乗っ取られた元社長のその後まで出てくるとは思っていませんでした。カブたんの形をした遊具は良い演出。
真山ファンとしては、すっかり成長した彼の姿には複雑な思いですw 花本先生の所へ駆け付けようとした理花さんを止めて諭すなんて、こんな格好良いのは真山じゃない!w
竹本が新幹線の中ではぐちゃんから貰ったサンドイッチを食べるシーンは感動的でした。ああ、初めてはぐちゃんがまともな料理を作ったよ(違)


と言うわけで、1期と2期合わせて3クール、時には笑いながら、時には切なく感じながら見続けてきました。終盤予想とは違う方向へ向かいましたが、それでもとても満足な終わり方でした。
神谷兄が交通事故に遭って代役を立てざるを得なかったのは残念ですが、DVDでは復帰するようなので何よりです。

XXXHOLiC / 第22話 ユウワク

実質的には今回と次回で終わりですが、最後にこの話を持ってきましたか。個人的には女郎蜘蛛の話がラスト・エピソードに相応しいような気がしますけど、あれは前フリが長いから仕方ないですね。
親を失った四月一日と子供を失った女の人は互いに惹かれ合い、頻繁に会うように。四月一日の体調は段々ヤバくなって、ついには吐血。あの血の色はもうちょっとどす黒い方が雰囲気が出て良かったのではないでしょうか。
原作では侑子さんが不在の理由は神創りのためですが、ツバサとリンクしていないアニメ版では特に説明がありませんでした。何か納得できるアニメ・オリジナルの理由を付けて欲しかったです。

貧乏姉妹物語 / 第 10 話 『 風邪と約束とお母さんの日 』

最終回には何かしらイベントが必要と言うことで、あすが風邪で倒れてしまいました。そりゃあの狭い部屋で一緒に生活していたら一方の病気がもう一方に移るよなあ。
今回改めてきょうは危うい程真面目な性格をしているなあと思いました。大家さんがあすの世話をして自分は何もできないのをもどかしく感じたり、銀子や一ノ倉さんや三枝さん達がお見舞いに来てあすが笑っているのを聞いて落ち込んだり。姉としてあすを守らなければと言う想いを1人で抱え込み過ぎですね。
まあ、それでも自分のできることに気付いて立ち直ったからめでたしめでたしですけど。でもまた何かの機会に同じことを繰り返すような気がするんだよなあ…


振り返ってみると、作画レベルの低さが印象に残った作品でした。きょうとあすの間に出る桜の花びらの効果も何だか安っぽかったですし。
キャストの方も脇役に青二の若手やジュニアを使っていたので、いまいちパッとしない感があります。坂本真綾さんや金朋さんは良かったんですけど。
ストーリーとしてはちょっと貧乏生活を美化し過ぎのような気がします。きょうとあすは貧乏にもめげず卑屈になることもなく暮らしていて、見ているこっちとしては純粋な娯楽作品として楽しみにくかったです。何だか「きょうとあすに比べて、私は贅沢していてすみません」って気持ちになるんですよねw