ヴューラが「ヴェーラ」になっているのが気になる

今日は↓の感想。

シムーン〈第1巻〉 (メガミ文庫)

シムーン〈第1巻〉 (メガミ文庫)


アニメ本編の第1〜9話をノベライズしたものです。にも拘わらず頁数が177頁しかありません。他のアニメ作品ならいざ知らず、シムーンをこの頁数でノベライズするのは無謀以外の何物でもないと思いますが。
それでも第3話までは102頁を費やしているのでそこそこの出来なんですよ。問題はその後の第4〜9話です。特に第4・5話の扱いがヒドいですね。第4話なんかほぼ1頁しか頁数が割かれていませんし、第5話は「ドミヌーラの巧みな誘導でリモネの才能は開花し」たことになってしまっています。他にもアーネヴィに関係がないところはかなり省かれています。
文章表現にはアニメを見ていないと分かりにくい箇所がいくつもありましたし、小説単体として高い評価はできません。あくまでアニメの付属品として見た方が宜しいかと。見所としては、雑誌に掲載されたシムーンのイラストが収録されていることぐらいでしょうか。それに加えて、118頁も見所かも。さすがはメガミ文庫と言うべきか、そう言うシーンがあります。しかもドミ姐×リモネ。個人的にはリモネ×ドミ姐の方が好きですけどw