面白かったという

グリングの第14回公演「ヒトガタ」の初日を見てきました。


会場は新宿のTHEATER/TOPS。私の席は前から4列目の中央付近で、なかなかの良席でした。
舞台を見に行くのは今回で2回目ですが、前回の「ラプチュア」の時よりも客層が全体的に若い感じでしたね。私と同年代の人も結構いたような。まあ、前回と今回とでは時間帯が違うので単純には比較できませんけれども。
19時30分開演・21時5分終演の1時間35分の舞台で、途中に休憩は挟まれなかったものの、椅子に座布団が引いてあったためそれなりに快適でした。


通夜の夜、ある家の一部屋を舞台にした話でしたが、見ていて色々と感慨にふけってしまいました。近年父方の祖父母共に体調が思わしくなく、遠くない未来に私の実家でも…とか。倉持家と私の家とでは家族構成も人間関係も随分違うのですが、それでも共通するところはあったりするわけで。


台詞回しがかなりインフォーマルで、そのおかげで何回も客席から笑いが起こっていたのは良いのですが、ちょっと下品さが気に障るようなところもありました。特に徳行の下ネタはもう少し控え目にした方が良かったのではないかと。
それに登場人物が多過ぎるようにも思いました。登場人物は計10人でしたが、ハツと空良はいなくても話は成り立ちますし、徳行と満ちるはどちらか片方だけいれば十分だったかも。


そして高橋理恵子さんはやっぱり素敵でした。「喪服を着た女性は美しく見える」なんて良く言いますが、その真に意味するところが初めて分かりましたよ!あの楚々とした姿は生涯忘れることはないでしょう…ってのは大げさかもしれませんが、いやでも本当にそれぐらい綺麗だったんです。