2007年6月12日アニメ感想

「ぼくらの」 / 第10話 仲間

ダイチ編に引き続きナカマ編もまた1話構成でした。これでココペリを含めてもう7人目ですね。ちょっとペースが早いような。
単独の話として見ても描き込みが足りないなあと言う印象を持ちました。特に戦闘シーンは非常に短く、腕を切り離すところの心情の変化に付いていけませんでした。登場人物が多いためパイロットに選ばれる前はその人物についての情報が少ししか出ていない関係上、パイロットに選ばれた後の人物描写は欠かせないのですが、それと戦闘の両方を1話でやってのけるのは苦しいですね。それでもダイチ編はまだ良くまとまっていたのですが。
今回はどうやら敵の方にジアースが送り込まれたようで、しかも敵はジアースと同じような人型でした。コダマ編で敵が街を破壊することを躊躇していた(ように見えた)ことなどを踏まえると、敵の正体と戦いの意味もこれでほぼ読めてきた感じです。


何だか監督のブログ界隈が騒がしくなっていますね。本編の中身以外のところが話題になってしまう事態はあまり好ましくないのですが…

神曲奏界ポリフォニカ/ 第11楽章「レクイエム 歌う精霊」

早いもので今回と次回の2回に渡る話でこの作品も終わりです。最後ぐらいはと期待して見てみたのですが…
いきなり反精霊団体なんか出されてもねえ…。確かに人間と精霊の間には溝があると言う描写は何度かありましたけれど、そんな団体の存在については触れられていませんでした。最後の話に絡んでくるならば、伏線ぐらい張っておくべきだったのでは。主人公達のライヴァル的存在だったディーレンとメイルリートについては前回であっさりと片付いて、最後の話が取って付けたようなものになるとは…
それにテルミンが突然事故死すると言う展開もどうかと。せっかく反精霊団体を出したのに、テルミンクリスタとは今のところ全く関係ないんですよね。つまり2つの話が偶然同時進行しているわけで、やはり取って付けた感が否めません。
後、カウンターフィット・レインボウって名前も妙ですね。Oxford Dictionary of Englishからcounterfeitの定義を引用しますと、

made in exact imitation of something valuable with the intention to deceive or defraud (赤文字強調筆者)

ですよ。楽士を必要としない完全自動の単身楽団が人間と精霊の関係を変える、と夢を語っていたテルミンがこんな語を名前に使うのはどう考えてもおかしいです。